今日は昔から知ってはいたけれど、縁のなかった作家さんの本。
安西篤子、1927年生まれ。
日本生まれの日本育ちではあるものの、
父親の仕事でドイツ、中国に長い滞在経験がある作家さんなのだそう。
そして、歴史小説家。
歴史小説と云えば男性が主人公のモノが多い。
その背景があってか、
彼女は女性にスポットを当てた作品を多く上梓している。
今日の本もそんな本の1冊(全11篇の短編集)。
表題作となった「壇ノ浦残花抄」では、
屋島の決戦の折りに義経の前で扇をかざした玉虫の前という女性を主人公に。
それぞれの時代時代、歴史のひとコマに登場する女性たちがUPされてゆく、、、。
なかなか、興味深かった。
(一番の有名どころは家光の時代の春日の局っかな)
おしまい。
※ 春を向えてきれいにされた菜園。
更新した@lapie.fr ( ↓ ゴロ写真をクリックで)も、カザリス近郊、この時期の風景ショット。


