とても優しい時代もの小説作家、澤田ふじ子。
愛知県出身だけれど京都暮らしが長く、京都を舞台の作品が多い。
本書も、京都の市井ものの短編集(全6篇)。
京の遊郭に売られながら自分の特技で前向きな人生を歩む少女。
ひたすら働いて自分のお店を持とうとしたそば職人の一歩つまずいたものの再起する姿。
… などなど。
久しぶりに読んだけれど、ほんとにこの作家さんって優しい。
主人公や登場人物を愛して書いてるなあと感じてしまう。
いいじゃない、ちょっとくらい作為的に書かれていても。
(いや、きっと、ワタクシの好みなのかもね^^)
おしまい。
※ ボルドーからの帰路で見た風力発電の風車。
カルカソンヌ付近の広大な地域に。
で、今晩のTVニュースにこの風力発電の話題が。
反対する団体があるようで、理由は、なんと「美しくない」… そう。。
かれらは原子力発電の方がいいというのかな。

