6日①松井今朝子「老いの入い」 Merci Madame Y.

 

歌舞伎畑から小説家に転身なさった作家さん。

だからでしょうか、この本も江戸を舞台に芝居めいた筋立て。

粋なイメージを抱かせます。

 

入舞いとは、出番終了で舞台から降りる直前、もう一度、舞台中央へ戻り、

派手に舞いながら舞台を去ることだそうです。

 

それに「老い」が冠になったタイトルだから主人公は中年以降?

 

お話しは、素人捕物帳ってところでしょうか。

主人公、大奥で30年を勤め上げ、リタイア後に自身の庵をもった年齢不詳の女性。

で、相方を務めるのが見習いから同心へ格上げになったばかりの26歳若侍。

このおのこが結構、可愛くって主人公、年齢不詳の庵主を愉しませるのです。

(大奥に上がる前、結婚してた模様。その亡夫に彼が似てる?)

 

時代娯楽小説っです。

のんびりまったり読めます。

春日局なんて名も登場したり面白い^^

肩の凝らない読書って感じかな。

 

 

おしまい。

 

 

 

※ 今日のランチ、またもフォー。

ラーメンのトッピングみたいな煮豚を。

この写真を撮ってたら、早くも冷やし中華なんて思い出してしまった^^

(はあ、中華麺が恋しいにゃあ)

6日②煮豚