25日①中村文則「掏摸」 Merci Madame I.

 

初めて読む作家さん。

中村文則、1977年生まれ、現39歳。

読後の感想が若い作家さん?

もうすぐ、四十路、まったく、知らない方でした。

(デビューは2002年、本書は2009年上梓。文庫化2013年が手元本)

 

主人公、20代半ばから後半の男性。

掏摸(スリ)を生業にしている。

でもこれ、生活が掛かってるイメージはゼロ。

まあ、

趣味の延長のように出来るからする、プラス、その掏ったお金で生活もしているって感じ。

親も兄弟も恋人も友人もいない、飄々とした暮らし。

でも、過去には友人がいたようで…。

その関連から厄介な人物とのつながりが生まれていて……。

 

ちょっと、難解な小説。

厭世的というか…

懐疑的というか無気力と云うか、価値観がずれてるというか…。

でも、魅力的な小説でもあるわけで。

このあたりが若い作家さんかなと思った理由です。

 

まっ、いいか。

 

 

おしまい。

 

※ さわさわとした観葉植物(名前?)からニョキニョキと。

庭師さんに聞いてら、花なんですって。

それも、この花を咲かせちゃったら本体の株が枯れちゃうのだそう。

で、写真を撮った後は、あっけなく切られちゃった。どんな花が咲いたんでしょ??

25日②花だって…