初めて読む作家さん。
中村文則、1977年生まれ、現39歳。
読後の感想が若い作家さん?
もうすぐ、四十路、まったく、知らない方でした。
(デビューは2002年、本書は2009年上梓。文庫化2013年が手元本)
主人公、20代半ばから後半の男性。
掏摸(スリ)を生業にしている。
でもこれ、生活が掛かってるイメージはゼロ。
まあ、
趣味の延長のように出来るからする、プラス、その掏ったお金で生活もしているって感じ。
親も兄弟も恋人も友人もいない、飄々とした暮らし。
でも、過去には友人がいたようで…。
その関連から厄介な人物とのつながりが生まれていて……。
ちょっと、難解な小説。
厭世的というか…
懐疑的というか無気力と云うか、価値観がずれてるというか…。
でも、魅力的な小説でもあるわけで。
このあたりが若い作家さんかなと思った理由です。
まっ、いいか。
おしまい。
※ さわさわとした観葉植物(名前?)からニョキニョキと。
庭師さんに聞いてら、花なんですって。
それも、この花を咲かせちゃったら本体の株が枯れちゃうのだそう。
で、写真を撮った後は、あっけなく切られちゃった。どんな花が咲いたんでしょ??

