5日①池上永一「テンペスト1~4」  Merci madame S.


苦しいかったです、読むのが。

琉球王国のお話しってことで、頑張って読了。

相性が悪いみたい、この作家さんとは。

(デビュー作「バガージマヌパナス」を読んだことアリ。

 同じような感想を持ちました)


沖縄の時代小説。


主人公は天才的な頭脳を持つ、女の子(一生ものです)。

龍の子なんです、彼女。

まあ、このあたりはファンタジーっぽい。

でも、全体の流れは時代小説…、どっちつかずで読みにくい。


登場人物の個性も明確ではないし、整合性が狂う場面も…。

(ファンジーだから??)


テーマはいいのに…、残念。

琉球が琉球として生きぬけるかという壮大な話しなのだもの。

ラストは日本の沖縄になるで終わる。


清(中国)、日本、イギリス、フランスまで登場させることができるのだから

もっと、もっと、面白く出来るんじゃない?


ふむっ。




おしまい。

(先週の週末いっき読みが楽しかったから今週もと思ったけれど…惨敗)





※ 土曜の夜、この地域、集中豪雨。

  ニースは大したことなかったけれど、お隣の市町村では17人の死者も。

  かなり厳しい災害だった模様。

  アメリカとイタリアからの安否確認の電話。

  ビックリして、やっとTVニュースをチェック。申し訳ないほど、お気楽で…反省。

  5日②3日夜の豪雨