5日①宇江佐真理「ひょうたん」  Merci Madame K.


短編連作(全6篇)。

再読だけれど、昨日と同じブログを始める前だったのでアップ。

この本で、この作家さんのファンになりました。


ひとり息子は親戚の質屋へ奉公させ、

二人暮らしになった古道具屋夫婦が主人公。


この夫婦、欲がない。

正直者で、めっぽう面倒見がいい。

お互い、ちょっとは不満があるものの今の生活に満足。

で、おっつけ周りもシアワセにしたい。


世の中の人が、みんな、この夫婦みたいだったら平和だなあと思う。


もちろん、哀しい事件も、理不尽なこともあるけれど、

するりと過ぎて行くんですよ。


いい気分になりたいときの本です。

再読、再再読もOK。


昨日に続いて大好きな本でした。



おしまい。





※ 今日の午後、前のヤシの木に来た鳥(大きさはヒヨドリくらい)。

  調べてみたけれど名前…分からず……。

  空の一点を見詰めてる。

  何を、見てるのかな。

  この状態で、1時間余り、居たかな?

  知らないうちに、居なくなってた。

  5日②変わった鳥