祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり…。
この有名な出だしの「平家物語」を、水上勉が現代語訳。
思わず手に取るでしょ?
で、お正月には相応しいと読みました。
うう~ん、いかんぞ。
中途半端なんです。
ちっとも、現代語訳じゃない。
ちょっとだけ、分かりやすい?
そんな感じでした。
これなら、分からないなりに注釈付きの原文を手にした方がいいと思ふ…。
分からないなりに、すとっと心に落ちるものがあります。
そして、
平家物語の文体が持つ、リズム?っていうか。
それは、ばさり無くなってる。
これ、平家物語の極めて高い魅力なのに。
リズムが無くなって、意味も捕えがたいって…
……、アタクシには、そう読めました。
ふむ、残念。
おしまい。
※ ほんと、ロシアに押し寄せられているようなニース。
年末年始、目に付いたのもマトリョーシカちゃんたち。
可愛いけれど、こんなのがニースの街に並んでるのって不思議。
ふむふむ、まっ、いいか。

