先月、読んだ「ララピポ」、先々月に読んだ「家日和」、どちらも大好き本。
なので、今回も期待して読むゾっです。
この本は、痛快クライム・ノベルって裏表紙には。
でもって、読書後は…そうねえ、現代のピカレスク小説。
ただ、軽過ぎだなっと感じてしまいました。
ペーソスなさ過ぎ~。
主人公、まだ、20代。
学生の時の合コンっぽいパーティーで小金を手に入れ、
次の金儲けへステップ・アップを模索。
同じ年くらいの男女2人と3人で10億円強奪の完全犯罪へ。
暗さのみじんもない明るく爽やか~なストーリー。
人生、舐め切ってる3人なんです。
ラストもそのまんま。
結果を書いちゃえば、
10分の1、1億円を手に入れ、3人で山分け(割り切れない余分は女性へ)。
絵に描いたようなハッピーエンド。
ふむ、この作家さん、3冊目にして、ふむっ? かなっ?
二転三転、コミカルな展開で面白いはずが、アタクシにはイマイチ。
あまり、好みじゃないです。
でも、まあ、いろんなテーストの小説をお書きになる作家さん。
(3冊とも、見事に違う)
おしまい。
※ やっと、今日の午後、晴れ間が。
10日間で、晴れの日が3日だもの…。
陽射しをあびたウチの緑ちゃんのスパティーフィルム。
これで、来年もたくさん咲いてくれる、かな?

