29日①山本周五郎「髪かざり」 Merci Madame S.


時代物小説大御所…、ちょっと苦手な作家(ファンの皆様、すみません)。


短編集なので読みやすいだろうと本を開きました。

うっ、いや、すごい。

何がって、読み始めて、あまりに意識の差がありすぎて参ったです。

半分ほど読み進んで、何気に裏表紙のコピーを読めば…。


   太平洋戦争中から終戦直後にかけて、

   著者は<日本婦道記>を発表し続けた。

   初期の代表作となったこのシリーズは……略。


戦国時代の「妻の鏡」ばかり…、


夫を立て、その留守は息子を立てて、陰で大活躍する妻。

(ジェンダ~ァ、ああ、日本の封建時代。良かった現代に生まれて)


武士である夫を送り出した後、凛と家長代理として采配をふるう話しであったり。

生硬い夫を一人前の武士に仕立てる賢く健気な妻の話しだったり。

これ、すべて家のため。

(日本は男女、同列かも。大事は家かな)


いやあ、すごいだす~。

時代ですもんね。


しっかし、今でも流通して読まれてる。

ちと、おおっ、なんて、思ってしまいますたです。




おしまい。



 



※ ご存じの通り、ニースのビーチは小石。

  たまには、石の写真を載せちゃおうと拾ってみたw。

  これ、変わった石の代表。

  穴がいっぱい。その上、スニーカーの足跡みたいな凹みアリ。

  ふむふむ、ふむふむ。

  29日②海岸の石