この種の本を読むのは、数度目かなっ。
表紙、タイトル横のリード文には、
“京都の老舗旅館「柊家」で仲居六十年” と、ある。
で、裏表紙には著者の略歴が。
明治42年生まれ、28歳で「柊家」の仲居に。
以後、60年、女将代理までに上り詰めた方とのこと。
加えて、運輸大臣賞・黄綬褒章を受賞。
本当に、ご本人が書かれているのか、ゴーストライター?
はたまた、下書きアリで編集の方がリライト?
困ったことに、文章に魅力なし。
内容は仲居の心得から、気付かい・心意気。
そして、
ウリは、どうも、宿泊した有名人の横顔紹介。
三島由紀夫・川端康成・林芙美子…なんとチャップリンまでも。
ですが…、沸き立つものもゼロ。
淡々と、誰も傷つけないような内容が綿々と。
ちゃんとした人が、
ちゃんと、彼女を取材して書き上げたら興味深い本だったんじゃないかな。
だって、きっと、
著者はなかなかの、なおばあちゃまでしょう。
残念。
(読むのに疲れはしませんが、タメ息はでました)
おしまい。
※ お花屋さんにシクラメンの花が満載に。
10月に入ったんだなっと実感。
白・ピンク・オレンジ・赤。
さて、今年はどの色が一番人気なのかな?

