白石一文「私という運命について」 Merci Madame S.


初めて読む作家さん。

直木賞作家でもあり、ご存じの方、多いかな?


で、この本、嫌いです。

あと1、2冊は読むつもりだけれど、まったく、合わなかった。


主人公、女性、物語開始は29歳。

(しかし、話の発端は25歳、回想シーンとして登場)


結婚を意識している、男性の故郷(実家)へ。

そして、求婚されるが断る(これが25歳のとき)。


29歳の時、その男性が結婚、式に招待されるが……。

で、お話しが開始。


主人公の彼女、なかなか理知的で仕事もできる。

以後、それなりの地位にもなるのに、重要なのは恋愛であり、結婚。


でもって、根底は子供を産む性として完結したいのが見えてくる…。


子供が産めないのは悲劇のようです。

(この作家さん、1958年生まれ。この感覚?)


40歳で男の子出産、相手は最初に求婚してくれた彼。

(離婚した彼に、今度は彼女が求婚して、晴れて夫婦になってる)


でも、子供を産んだ、その日に彼は死んでしまう。


でもでも、心新たに主人公は彼の郷里で子育て開始で、物語・完。


あらまっです。


それでもって、

解説文に、作者は読後感のよい作品が書けたと語ったと…。

(舛田奈津子氏・解説文)




おしまい。





※ 18日は、スコットランド独立賛否の投票。

  今の時点(18日夜9時)では、拮抗で結果が予想できないとTVニュース。

  16歳以上投票。若い子たちはYESが多い。

  ↓ 積極的なNO支持者。年代で分れてる印象。

  19日②スコットランド独立選挙