初読みは、5~6年前だったかな。
なかなかの本、が、その時の感想。
この本、一般に、ファンタジーとか作り物めいた小説とカテゴライズ。
でもね、割と普通だと思うのです。
古いものが、怪しい雰囲気を纏うのも事実だと考えます(ワタシは)。
妖しさと普通の暮らしの中間あたりでしょうか。
古い箪笥を中心に起こるエピソードを書いた連作。
登場人物もお馴染みで、長編とも読めます。
(けれど、あえて短編と捉えたい。ひとつひとつの話が立ってる)
もう一つの捉え方は家族かな。
姉弟中心の、真っ当な家族(ちょっと親戚・ご近所さん含む)の物語り。
いい感じの距離感が、登場人物たちに存在。
これ、とても大人感覚で好きです。
好き嫌いがありそうな本だけれど、ワタシは支持っです。
(数年後、再再読も可能だと思う)
おしまい。
※ここ数日、夜のTVニュースは、ウクライナ問題が多い。
3日からはウクライナの南部地域でロシア国籍を給付する係官が登場。
この地域、以前はロシアだったクルミア半島。
住民も喜んで取得している様子が伝えられる。
はあ、知らないこと多過ぎ。流血だけは避けてほしい。

