17日①ヒコ・田中「カレンダー」


面白かった。


12歳女子、

初めての一人ぼっち留守番の日に「大人ふたり」を拾っちゃった。

(この表現が、本書では多用。舞台は京都、その独特な中学生言葉も面白い)


それは夏休みのことで、

何だかんだで、同居開始(ばあちゃんと2人暮らしなので、不自然さゼロ)。


そして、1年半後の春、それぞれの道へ出発っ!!


こう書いてると、簡単過ぎのお話し。

いえいえ、全然、簡単じゃない(複雑ですよん)。


まず、両親が亡くなってて祖父母と暮らしてたけれど

祖父母は離婚してる。

この祖母が、ある意味、フェミニズムに目覚め始めてて…。

(じいちゃんは大学教授で、話し途中で再婚)


そこに外部の「拾われちゃた大人ふたり」の事情が絡む。



えっと、話は逸れるけれど、

この本、括りとしては児童書らしい。

嘘みたい。

大人のワタシ、結構、マジに考え込んだりして読めた。

それも、すっごく愉しんで。


ふ~ん、って、感じ。


ほんと、いい本でした。

(この作家さんの「ごめん」って本も読みたいなあ)




おしまい。





※陽射しが明るい午後のビーチ。

 いろんな人が、転がってる。

 今日のビーチで一番目立ってたのがこのオジサマ。

 ミツバチ、はたまた、ム所帰り(失礼!)

 石がごろごろ、お尻・肘は大丈夫?

 17日②ミツバチさん?