13日①藤水名子「色判官絶句」


面白です、この本。

先月の11日、同じ作家さんの本(前回は「ジェラシー」)。

とっても、辛いこと書いてしまってます。


前回の舞台は日本、今回は中国(それも時代もの)。

この中国ってところが、いいのかも。

やらせっぽいし、嘘っぽい。

でもね、小説だもの、作り物・張りぼてって思っても面白いでしょ?

ある種のファンタジーとも言えそう。

(日本人が倭人って書かれてるのも「ふふっ」)


主人公はタイトルにもなっている若い判官(中国の役職名)。

その彼の着任地で始められるストーリー(シリーズなれば、読みたいな)。


絡んでくるのが、地元のカップル。

鉄火肌のニックネーム・火竜娘(カリュウジョウ)20歳と、

幼馴染みのニックネーム・鷹如翔(ヨウジョショウ)25歳のふたり。

この3人を軸にお話しは展開。



ちょっと、この本って女性向のチャンバラっぽい。

そうそう、中国歌劇団の時代活劇ってイメージ。

(恋あり、喧嘩シーンあり、火事騒ぎさえあって派手)


お正月休みに、炬燵でのんびり読書が似合うと思いました。

もちろん、ソファーでも(この場合は寝転んじゃって?)。





おしまい。







※ クリスマス市場の入り口付近に出店されたカフェ。

  茹でたエビとか生牡蠣など、海鮮もの充実で人気あり。

  乳母車に子供を連れた二人の若いお母さんもワイン飲んでるし、

  シャンパーニュを飲んでる人もいるみたい。

  まだ、午後の3時を過ぎたばかりだよ?

  13日②ワインスタンド