初めて読む作家さん。
以前から、気になっていた方なのでワクワクです。
主人公は20歳。
働く母に育てられ、父の影はない、まったく。
育ててもらって、何となく母親に負い目を感じている。
それが、とても新鮮な感じ。
そして、それがいい意味で強さとなり、
弱そうに見えて、ちゃんと頑張る主人公がいい。
また、
困ったちゃんだなと思わせるエピソードも盛り込まれて
説得力も充分。
この小説、要は自立物語。
なんだけれど、何を持って自立と定義するのかな、と考えさせる。
今は、千差万別、各人各様。
だからこそ、現代って生きにくいのかもしれない。
この小説は、それに対応してる。
昨日の本といい、今日の本も、
家庭と云うものを、ある意味で否定してると思う。
いやいや、この小説から話が逸れてゆく。
でも、この本、そんなこんなを静かに考えさせてくれる力があると思う。
面白いという表現はそぐわないけれど、好きです、この本。
再読します、きっと。
(かなり、気になる作家さん。他の本も読みたい)
おしまい。
※ 街がクリスマス仕様に。
ちゃんと、イルミネーションが灯るのは30日から。
↓ も、リボンのところに電球アリ。
ここ数日、寒いので人出は少なかった(24日夜8時)

