本、ときどき海-30日宇江佐真理「涙堂」


昨日、江戸もの。

今日も、江戸もの。

昨日深川、今日は日本橋です。


この作家さん、ちょっと、ジミ目でしょうか。

シリーズの髪結伊三治はかなりの人気だけれど、

単発って割に心惹かれる作品が少ないような……。

(あやめ横丁は好きだった)


まあ、盛り上がりに派手さがない。

主人公が女性で五十路半ばっていうのも原因かもね。

だって、シュウトメですよ。

現役降りてる感があります。

いや、これが本書の「ウリ」でもあるのだけれど。



現代とほとんど変わらないのです。

時代ものじゃないみたいな気もしたり?

(時代もの小説ファンの男の人は、読まない方が得策だと思いますです、はい)


中年以降の女性向き時代小説、っです。

(だと、思います、ワタシは)





おしまい。





※ 先週から学校が休みになってる。

  2週間のお休み。

  この前、夏休みで9月に新学期が始まったばかりなのに。

  フランスって、ほんと、すごいな。

  (驚くより、呆れる)