煌めくような、たった1日ってあるんだなっ、と。
そんなことに感動できる小説です。
表題作の「星空ルーレット」もいいけれど、「多輝子ちゃん」の素晴らしさを忘れたくない。
十代の半ばに恋をして、
駆け落ちさえもしそうな熱い恋だったのに、彼に死なれちゃう多輝子ちゃん。
話しは、その悲恋話じゃありません。
生きることさえ忘れそうになった彼女が
自分の立ち位置に戻るまでの、再生のお話しです。
周りの大人たちがリアルです。
手助けの形はいろいろです。
姿として現れないキーパーソンが居ます。
切ないです。
まっ、この辺で。
秋は、少し、おセンチになる。
たまにはねっ、の、本です。
おしまい。
※ 食糧不足とか、飢餓とか。
で、TVニュースで流れた映像は、廃棄される沢山の食べ物。
フラで一家庭が出す、1年間の残飯が20キロだそうで。
ひどいなっ。
日本はどうですか?
こんな話題はニュースにならないかな。
