短編、中編の場合で、表題作ではない作品は埋もれてしまう気がします。
この作品は、山本文緒が直木賞を受賞した「プラナリア」の併載作品。
ちょっと、引っ張り出してきました。
主人公は36歳、無職の女性。
2年前、一方的に離婚を言い渡され慰謝料を受け取って無職生活に突入。
ある程度の預貯金があり、
無職で慰謝料で購入した1LDK暮らし。
この状況だけで、悪くすると精神的に病んでくるのが目に見えそう。
当然、イビツな精神状況です。
脱却したい、しなくっちゃ。
で、このお話し、
何とか正常生活に這い上がる予感を感じるのです。
誰だって、落とし穴に落ちちゃうことってあるでしょう。
ぶつぶつ、本を読むことのメリットって
心に、本から何かしらの引っかかりを貰うことでもあると思う。
この作品、それが顕著。
山本文緒本って、そんな作品を多く書いているんじゃないかな。
まっ、読む者との相性でしょうが、
ワタシにとっては極上なわけです。
(たまに、何? って思う作品もあるのですが)
今日は、完全女性向けです。
男性のみなさん、ごめんなさい。
おしまい。
※ フランス、まさに秋。
夜10時のゴロ散歩はジャケット必携。
土曜朝の気温は17℃。
日本、寒暖の差が激しく、。
夏の暑さみたいな地域さえあるとかネットで…。
体調管理、大切に。
