「いい本だった」って、心底、思える本でした。

ほんと、しずかで優しい。


特異な設定としては母親の在り方なのだけれど、

主人公(小学5年生以降)それに影響を受けていない。

お母さんが絡んできたらすっごい話になっちゃうだろうなあ。


何気に主人公、お母さんの存在を消しちゃって暮らすのです。

もちろん、原因はちゃんとあるけれどね。

友だちやおじいちゃんだけで、母への想いって無くなるのかな。

この点だけが、ワタシ、少し不思議でした。

でも、まっ、さらりとしずかな生活・・・。

ほぼタイトル通りのお話しです。

(縁側アリの古い日本家屋の魅力がたっぷり描かれてます)


読後感までもが静けさに包まれる?

かもねって感じです。

最近の本っていじめとか虐待が目に付くから

ここまで、平穏だとかえって変わってるとさえ思うのは穿(うが)ち過ぎですね。


そうそう、

この本、野間児童文芸賞と坪田譲治文学賞をW受賞してます。

子供と中年以降年代向きって感じがします。

(うふふっ、20~30代の人には疑問あり?)




おしまい。





※ まだまだ寒いニースだけれど、カーニバルの準備が始まってます。

  まず、目に付くのがプラージ(ビーチ)のレストラン開業準備。

  冬でも晴天で風のない日のプラージってほんと気分いいですから。

  なので、2月中旬開催の一足前に毎年オープン開始。

  海の前のテーブルでお茶するのもニースの醍醐味です。





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