再読です(何と20数年ぶり)。
吉本って漢字のペンネームだし、彼女も20代半ばの作品。
(今はひらがなになってるようですね)
背伸びした少女向き小説みたい。
ひと夏の物語が絵のように浮かぶお話し。
また、装画がいいんですね。
山本容子がメジャーになったのも、この本からでしょう。
(だと、思います)
基本、明るい小説です。
「死」という単語が頻繁に出てくるけれど、明るい。
まっ、ラストも「死」を乗り越えた形になってるし。
今でも、きちんと向かい合って読める貴重な本。
(あっ、歳になってもってことも含めて)
おしまい。
※ 山本容子さん、懐かしかったのでチェックしました。
現在、アリス本で活躍なさってるみたい。
あまり老け込んでなくってチャーミングでした。
いつまでも綺麗でいてほしいなって思っちゃいました。
10年くらい前(もっと?)資生堂のCMがあったじゃないですか。
50歳越えても美しい人って。
ほんと、懐かしいスギ。