ほんとフワリとした小説っ なんですが。
が、が付くのですねえ。
いえいえ、読んでてマジにフワリですよ。
フワリ・・・でもないかな?
(死生観というか、あちらとこちらの境界線なあんて話題もあるし)
しかし、基本ラインは
可愛らしい天然っぽい妻(ツマ)と、穏やかな夫(ムコ)の新婚物語りです。
(夫の名、無辜歩。妻、妻利愛子。
お互いに「ムコさん」「ツマ」と呼び合う)
最初の1ページをめくると、
童話 or 寓話 が書かれています。
(これ、結構、惹かれます。超好み)
お月様の近所の雲に住む黄色いゾウのお話し。
(……と、病気の女の子が登場)
で、つぎの見開きからは淡々と2人の日常が展開されてゆく…。
非常に普通です。
(いや、ツマがかわゆいです)
ふむむっ、読んでもらわないと分かってもらえないですねえ。
この本のよさ。
小難しいこと結構好きなのにシンプル志向?
そんな人にぴったりだと。
そう思います。
おしまい。
※ 知らなかったけれど、この小説、映画化されてるようです(今、撮影中?)。
監督・廣木隆一 ツマ・宮崎あおい ムコ・向井理 だそうです。
公開は2013年(来年!)
ワタシの読んだ文庫本の帯に
「いつか、この小説の「ツマ」役を演じてみたいです」
と、宮崎あおいのコメントがキャッチとして使われてた(2008年文庫初版)