日本で企画され、中国の工場で作られた携帯ストラップがひとつ。


ころりんと机に置かれた。



置いたのはパトさん、


「中国から届いた荷物にオマケで入ってたよ。

 日本語が書いてあるでしょ」


パトさん、機械人間で、機械部品を各国から取り寄せる。

もちろん、フランス国内もあるけれどとっても少ない。

最近、多いのが中国。

値段も安いのよと彼は云う。

(でも、まっ、たまに凄まじいちょんぼもあるとか)




紫外線で色が変わる機能付きストラップ。

ちょっとダサくって、使う人いるかしらと思うけれど……。



しかし、しかし、

多分、どこかの日本企業が注文した商品の在庫?

と、思われるものが機械部品のオマケに使われるってことが面白いね。




中国の人ってどんなかなあ。


日本人とは明らかに違うみたい。




フランス人とも違うし、

イタリア、スペイン、ドイツ、ベルギー……。

はたまた、イギリス、アメリカ……とも全く違いそう。



いろんな国があって、

大雑把なくくりにせよ、それぞれの特徴って確かにあるものね。



この日本語説明書付きストラップを

フランスに送っちゃう人たち。



いい、悪いってことじゃなくって、

ふむふむっでしょ?



日本人はしないでしょうと思う。




どうなんだろう。




おしまい。