う~ん、なかなか。
面白いです。
ハッピーエンドだし、
切なさ満載の男と女のお話しでもあるし、
ふむふむ、そうかそうなのね。
って具合の納得小説です。
でも、ちょっとだけ、不満。
主人公、研修医・氷室夕紀は忙しいだけで、
恋もしないし、探偵まがいの行動もゼロだしなあ。
もっと、活躍できたらいいのにって思っちゃいました。
そうです、この小説、脇の人物がチャーミングなのかも。
それから、彼女の母親、うらやましい過ぎ。
まっ、
最初の夫(なかなか素敵な主人公の父)は亡くなって、
未亡人になるのだけれど、
心臓外科の権威・教授に愛されちゃうんですよ。
女性として、幸せな人生であろうと……、思う……でしょ?
でもでも、ほんとハズレなし東野小説でした。
おしまい。