『旧三井守之助別荘』
写真は旧三井守之助別荘です。「大磯遺産」保存会より使用させていただきました。
*旧三井守之助別荘は現存しておりません。
株式会社LAPIは、名建築の知恵をこれからの家づくりへ活かせればと思っています。
名建築には優れたデザインと卓越した技術とのコラボレーションがあります。
旧三井守之助別荘は、近代建築における和洋折衷の建物を知るうえで、貴重な建物となって
おります。
旧三井守之助別荘について
三井守之助(1874~1946)の別荘として昭和2年(1927)に建設されました。
木造2階建てで、延床面積は約131坪、設計は木子建築事務所、施工は清水組(清水建設)です。
旧三井守之助別荘の内部は和風を主としつつも、外観は洋風になっています。
この表現は、近代の住宅建築における建築様式の「和風」と「洋風」の問題を考えるうえで、
貴重な資料となりうる建物です。
平成15年10月にマンション開発計画のため、その歴史的・建築的価値を惜しまれつつも解体されて
しまいました。
しかし、建物の重要な建材やパーツは、一つ一つ丁寧に解体・整理され、大切に保管されております。
余談ですが、本日、旧三井守之助別荘の解体・整理された建材保管のお手伝いをさせていただきました。
今後、旧三井守之助別荘の講演会を予定しております。決まり次第、LAPIのHPでお知らせいたします。
にほんブログ村 住宅設計・住宅建築家
建築家を探すならLAPIへ