少年団と街クラブ① | 素人パパの少年サッカー徒然草

素人パパの少年サッカー徒然草

サッカー素人パパが気の向くまま思いつくままに、次男の少年サッカーについて書き綴ります。
同年代の少年サッカーに関わる親御さんたちと情報交換できたら嬉しいです。

少年団へ入団志願

 ある日、小学1年生の次男が地元のサッカー少年団に入団したいと言ってきた。次男はこれまで、近所のサッカースクールに年長から所属していたが、対外試合のないスクールで、送迎すればいいだけなので親の負担がなく、長女の部活、長男のスポ少(別スポーツ)の送迎等がある両親にとってありがたいものであった。ただでさえ、土日が両親とも長女か長男の活動に参加で、長男のスポ少にあっては保護者会の役員までやっている始末。さすがにそれ以上の負担は勘弁してもらいたいと思い、次男に入団はできないと説明した。

 

次男の涙

 次男は納得ができず、どうしても入団したいと泣きながら訴えてきた。なぜ入団したいのか、涙ながらに語り、試合、練習に親がいなくても一人で頑張ると…

 ここまでの強い気持ちを見せられ、涙ながらに語る次男の姿を見せられてしまっては…入団を許可せざるを得ない状況であった。

 

サッカースポ少の体質

 さっそく、チラシをもとに入団希望の旨、連絡を入れ、体験を得て入団…。

 そして、入団をして、数か月がたち…やはりいろいろな場面でスポ少の体質を目の当たりにし、わかっていたことだが…親は苦労をすることとなった。

 

当番制とお茶出し

 入団した少年団には、やはり当番制があり荷物置場の確保から監督、パパコーチへのお茶出し、ビブス洗濯、掃除等、想定通りの内容で、心では…コーチの飲み物は個人で持参したほうがいいと思うけどなー、このくらいの作業に当番とか必要ないんじゃないとか、この拘束時間は無駄だなぁ…とか思いつつ、子供のためならと…。

 ただ、想定外であったのが、当番は妻でないとダメだと言われたことであった。理由を聞いても、そういう決まりだからと…では妻が行ける日を調整しようと保護者に声をかけてもなかなか交代してもらえず…結局、会長にお願いし調整してもらうことに…

そうなると…日に日に保護者のなかでの立場が目に見えて悪くなっていくのを感じた。

 

パパコーチの指導と罵声

 少年団では、サッカー経験者の保護者がパパコーチとして練習の手伝いをしていたり、低学年チームの正式なコーチになっている人もいた。ほとんどの方が高校までサッカーをしていた経験者のかたで…自分の子供たちも入団しており一緒にサッカーをすることを楽しんでいるようであった。

 ただ、あるパパコーチの子供を見ていると、素人の目からみてもサッカーを楽しんでいるようには見えなかった。常に親の顔を見ながらプレーし、自信がなく萎縮している。そして大会では、ミスをするものなら、観客席にいるパパコーチから罵声を浴びせられる。試合が終わってからもパパコーチからの指導、見ていて他人の私がツラくなり、この子は中学生ではサッカーをやめてしまうのでは…と、ふと思ってしまうほどであった。

 

試合観戦

 基本的にどんなカテゴリーの大会でも全団員が参加、学校に全員が集合し出発、朝から夕方までいて出場した試合はTMの1試合、最後に学校に集合して解散…基本的に無駄ばかり多く、家庭の負担が半端ない…これが普通なのかもしれないが、現地集合解散でダメなのかなーとか出場する試合の1時間前集合、試合後解散でダメなのかなーとか…私としては不満だらけ。こっちは長女、長男のこともあるのになぁー…と

 また、試合観戦にあっては保護者は全員立って応援…なぜ?子供たちが頑張っているのに座るのは失礼なんだそうです…他のチーム座ってるけどなぁ…

 極めつけは…試合中の罵声…パパコーチまた一部の保護者が自分の子供に対する指導…言い方がキツイ、挙句の果てに審判への文句を平然と言い始める…

 対戦チーム保護者を見てみると黙って座って応援、点数が入ったり、いいプレーがあるとみんなで拍手。いいなー

 

我慢と疑問と葛藤

 そんなこんなで、日に日に保護者会での立場が悪くなり、活動についても疑問や文句だらけの日々、ここでは書けないこともある。不満を抱えて活動しているので当番に行くのも億劫…慰労会に行くのも面倒…ホント楽しくない、苦痛でしかない…

 しかし、子供が楽しそうにプレーする姿をみてひたすら我慢してきた。ほんとにこのチームで次男は成長するのか…次男のこと、長女、長男も含めて考えたときにベストな選択はないのか…毎日のように考えた。うちら両親の考えが、この少年団という組織にはあわないだけで…自分を殺し、考えを改めるべきか…。

 監督、コーチ、パパコーチは、ボランティアにも関わらず本当に一生懸命で、子供たちをうまくさせたい、勝たせたい一身で頑張ってくださり、その気持ちは痛いほど伝わってきた。子供も楽しく、サッカーをしている。親の都合で移籍させてしまっていいものか…このまま苦行の日々を過ごすのか、葛藤の日々であった。

 

②へ続く