祝詞奏上法 | laphroaig-10さんのブログ

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◎祝詞奏上法



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◆音律上に注意を要する点
 一、音声を明瞭にすること。
 ニ、音律に緩急抑揚の変化を与へること。
 三、真情を尽して音調に感動あるべきこと。
 四、行事作法上、及び祝詞奏上の態度を慎むこと。
 五、語句の句切りを正しくすること。


○起首の詞句は極めて低く緩く読み始め、漸次高声に昇ぐ。神名等は高声。自己の職級氏名等は極めて低声にすること。起首拝詞の句を漸次高声にすること。
○神徳の詞句、原由の詞句、謝恩の詞句、装束の詞句、動作の詞句は一段高声を持続し、少し語調を強く且つ急調を保つこと。
○献饌の詞句は中声にすること。
○感応の詞句は中声より稍低く声を落すこと。
○祈願の詞句は中声から音声を高めて語声を強調にすること。
○結尾の詞句は中声中調子より低声へ、終りに近づくに従つて余韻を引くやうににして終了す。


*苗代清太郎氏著『祝詞作文辞典(天編)』(昭和19年1月、祝詞研究所刊)より