◎正親町天皇御拝御作法宸筆直伝書
御はいの時、
左のひさをふせられ候て後に、
右のひさをふせられ候へく候、
又、たゝれ候時ハ、
右の御ひさをたてられ候てのちに、
左の御ひさをたてられ候へく候、
これかきて進し候、
ふとしたるやうに候へとも、
これまてハ、は(か?)く申候ハぬかと、かきてしんし候、
*この文章は、正親町上皇から御孫後陽陽成天皇への直伝の内容です。「起右坐左」(九條流)の作法です。
*「は(か?)く」は、かつてのメモですので、写し間違いの可能性があります。