玉木正英『玉籖集』にみえる「笏」 | laphroaig-10さんのブログ

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◎玉木正英『玉籖集』にみえる「笏」


〔玉木正英・玉籖集〕


笏は訓也、すぐと云こと也、

旧事玄義に、笏は直と記せり、

牙笏は葦牙之義、一元気之表也、

笏を正すは御柱を立る義也、

故に神前に向ふ時は、必笏を正す事也、

冠は天、沓は地、笏は人也、


*シャクと読むのは「訓(読み)」です。音読すればコツ。

*鎌倉時代の僧、慈遍の『先代旧事本紀玄義』には、「笏」を「直」と記している。
*象牙の笏は「葦牙(あしかび)」の意味であり、「一元気」(一つの元の《気》?)の表れである。
*「正笏」は、(天の)御柱を立てることを意味する。
*だから神前に向かうときには必ず「正笏」する・
*冠→天、沓(くつ)→地、笏→人