神幸祭(しんこうさい) | laphroaig-10さんのブログ

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神幸祭(しんこうさい)


神様が本来おられる神社を出られて、別の場所に移られることを神幸(しんこう)、あるいは御幸(みゆき)、御出(おいで)、出座(いでまし)といいます。神様がお出ましになるときには、御神輿(おみこし)や鳳輦(ほうれん)等に乗られます。また、神職が付き添い、氏子が榊や、旗、御神宝などを持つなどし、行列を組み進むこととなります。水上を進む場合は、御座船(ござぶね)が用いられます。この様に神様が移動されるお祭が、神幸祭(しんこうさい)です。神様が戻ってこられる場合を、特に還幸(かんこう)の儀とよびます。神社の境内を移動するもの、神社の境内から出て別の場所にある御旅所(おたびしょ)へむかったり、地域をまわったりする例があります。疫病退散(えきびょうたいさん)のためであったり、氏子がいる地域をまわったり、神様が元々おられたりしたゆかりの場所にむかったりと様々な由来があります。

【参考文献】

「神幸祭」(宮地直一・佐伯有義監修『神道大辞典』平凡社、昭和十二年)

茂木貞純「神幸祭」、茂木栄「神幸祭」(國學院大學日本文化研究所編『神道事典』弘文堂、平成六年)

鎌田純一「神幸祭」(薗田稔・橋本政宣編『神道史大辞典』吉川弘文館、平成十六年)

神社本庁編『平成二十年改訂版神社祭祀関係規程附解説』(神社新報社、平成二十年)