神棚のお札 | laphroaig-10さんのブログ

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◎神棚のお札



神社から受けるお神札(ふだ)には神宮のお神札である神宮大麻、氏神様のお神札、特に崇拝している神社のお神札など様々あります。年末には神社から新しいお神札をいただくことにより、御神霊の力をいただき新年の家内安全を祈念します。一定の周期ごとに物事を新しくし、神様の威力を高めるこの行いは、神宮で二十年に一度社殿を建て直し神様にお移りいただく式年遷宮(しきねんせんぐう)の考えにも通ずるものです。なお、神社からいただいたお神札は、神棚に設置された宮形(みやがた)にお祀りすることとなります。宮形には御扉(みとびら)が一つ備えられた一社造のもの、御扉が三つ備えられた三社造のものがあります。一社造りの神棚には、手前から神宮大麻(じんぐうたいま)、氏神様のお神札、崇敬神社のお神札の順で重ねて納めます。三社造のものは、神棚の正面に神宮大麻、向かって右に氏神様、左に崇敬神社のお神札を納めます。


【参考文献】

「神棚」「神札」(『神道大辞典』平凡社、昭和十二年)

坪井洋文「お札」(安津素彦・梅田義彦編集・監修『神道辞典』堀書店、昭和四十三年)

岡田芳幸「神札・守札」(國學院大學日本文化研究所編『神道事典』弘文堂、平成六年)

岡田芳幸「神札」(薗田稔・橋本政宣編『神道史大辞典』吉川弘文館、平成十六年)

神社本庁教学研究室監修『神道いろは―神社とまつりの基礎知識―』(神社新報社、平成十六年)

西牟田崇生編著『家庭の祭祀事典―神棚と敬神行事―』(国書刊行会、平成十七年)