どうも、最近レイアップシュートを一時間くらい外し続けて泣いた夢を見たゼロヨンです。皆さんお久しぶりだね。

期間で言うと1年半くらい更新してなかったんだけど、ニコ生の放送で思考はアウトプットしてるしブログは別にいいかなと思ってたのね。

ただ先月から鳳凰卓に復帰したのもあって、放送の頻度がかなり減ったからまたブログでも書いていこうかなって感じです。

じゃあ、本題に入っていこうかな。
いきなりだけど、麻雀ってゲームは極端に言うと点棒を集めるだけ集めて、失点をなるべく減らせば勝てるゲーム。その理想の攻守が出来れば最強ですね。



点棒を増やす方法は基本的に和了しかありません。それもあってか近頃では手牌への打点意識が見直されてるよね。

でも、その逆の失点を減らす方法ってあんまり語られない。他家の手が高いのはどうしようもないし、論じる点が放銃回避とか絞りくらいだから仕方ない感じはある。

ただ今回は点棒を増やす方法ではなく、その失点を減らす方法に着目したいと思うよ。





じゃあ、この配牌を見ていこうか。東発からバラバラで打たなきゃ良かったと考える所だけど、これだけバラバラだと逆に方針が決めやすいかな。

先述した失点をなるべく減らすために、他家8:自分2くらいの意識で進めるイメージ。

基本の方針は他家に安くあがらせることにあるから、他家を上手く使って失点を減らすのが理想的だね。

ここまで手が悪いと形テンを取るのも難しいし、そこまで局が長引くかも分からないからね。自分を度外視するくらいのつもりで進めていこう。





守備的に構えながら一段目で注目するのは、誰が早いか、高いかをいち早く見極めること。今回は非常に分かりやすいサインが出てるね。

親が12sのペンチャン落としをした後にドラの8mまで切ってる。ここまで分かりやすいのも稀だけど、親がめちゃくちゃ速そう。

失点を抑えることを考えると親の連荘は最悪だから、なんとかそれを避ける未来を選んでいくのがこの局のテーマになる。





下のポンでツモも飛ばされ、そんな時に持ってきた4p。ここでやっと一面子と考えているようでは遅い。

親は北を手出ししてるし、ほぼ間違いなく1シャンテン以上。ここから自分が間に合う可能性は限りなく0だと考えていいよね。





それなら、せっかく鳴いてくれた下家を使わない手はない。つまり、ここでは急所になりやすい今重なった4pを切る。東発からのアシストだけど、全部自分のためなので仕方ない。


そして、この局の最大の目的がこの4pを下家に鳴かせることにある。もし今回親の速さが目に見えない普通の捨て牌だったとしても、自分は下家を鳴かせにいく。

何故なら、下家に2フーロ目をさせること自体に意味があると考えているから。

順を追って説明すると、下に鳴かせたからといって親があがるかもしれないし、打点も3900くらいはあるかもしれないよね。

それでも、手が悪い時にアシストを考えるのはリーチに対する対抗馬が欲しいからなんだよね。

基本的に鳴き手よりリーチの方が打点が高いうえに、リーチに対しての皆の押し引きもはっきりしてる。

1鳴きくらいじゃ降りに回られる事が多いし、そうなるとリーチ者の一人旅になる可能性が高い。

自分の手が形にならない時にその展開は困るから、そうならないようにリーチ者への対抗馬作っておくのが大事になってくる。

そして、その対抗馬を作る方法が他家に2フーロ目をさせることってわけ。2フーロもさせればテンパイしていることが多いし、手牌に安全牌も少なくなる。

リーチ者の一人旅が嫌なら鳴き手でもリーチに対して押し得の状況を作ればいいって考え方だね。そうしておけば鳴き手が軽くかわす展開もあるし、横移動も増える。

鳴いている人に押し得と思わせたら勝ち。そこまでがこの局の俺の仕事ってわけです。

ちなみに、この局の結果は下家が4pを鳴いた後に親リーが入って、そこへ下家の放銃となりました。

安手での局消化とはならなかったけど、ラス回避の観点でみればかなりのプラスかな。

もちろん上手くいかないことも多々あるけど、これからもこんな風に足掻いていきたいね。



p.s
ここまでお読み頂き有難うございました。実はこのブログの内容は1年ほど前から考えていたのですが、その弊害か牌譜を探しても見つかりませんでした。

この内容に合う牌譜も中々なく半ば諦めてたんですけど、そうだ!牌譜がないなら作ればいいんだ!って昨日なりまして、ほんと天鳳様々ですね。

そのため、今回の画像はブログ用に多少分かりやすくして作った物となってます。

ただこれからの更新は実践譜のまま話す物が多くなると思いますので、良ければそちらもご覧いただけましたら幸いです。


ではまた一年後くらいにお会いしましょう。