麻雀は色んな情報が飛び交うゲームです。

その情報の中から自分に役立つ物を得ることも強者の条件なのかもしれません。

さっき知り合いと牌譜検討していて思い出したネタだけど、それをテーマに話をしていきたいと思います。



これはその知り合いの牌譜なのですが、ちょうど789mをチーしたところ。

チャンタもありますし出来れば45mと落としたいけど、下が索子で染めていて後々23sの受けが弱くなりそう。

そう考えてここで彼は23s落とし。俺も同じ考えですね。

チャンタになるには2つ急所を鳴かないといけませんし、下の手は進んでいないように見えるのでまだケアはしません。

そして自分の打点も高いことを考えると、14sと36m本来の受けの強さを踏まえてもマンズを残す方が場況にあってると思います。

ゼロヨンはこんな風に場の色を見て判断することが多いです。

まあ、この辺りは気に入ったところだけ吸収してください笑



じゃあ、ここからが本題です。

予定通りマンズが入って69pの満貫テンパイ。ただ、終盤に仕掛けてきた下家が6sポンの後に打8sとしました

この4sを押すかどうか。あなたはどうしますか?

まあ、放銃率一桁と謳うゼロヨンなので俺はこの4sは押しません。

ただその結論が俺の言いたいことではないです。

今回で言えば下がテンパイしていない可能性もありますし、仮にテンパイしていても4sが当たるとは限らないよね。

それでも、降りると選択するに至った考え方が参考になれば嬉しいかな

まずこういう時ゼロヨンは確定している情報から考えていきます。

6sポンの後に8sが出てきた。これは確定事項です。

ここで大事なのが染めている色が手から出てきたこと。

前もブログで書きましたが、染め手は染めている色が捨てられたら基本的にテンパイと読みます。

それだけの情報で下の手はテンパイしている可能性が出てきます

次に考えるのが下の打点です

テンパイしていてもホンイツのみなら、この手で押すことは充分に元が取れるよね

ただ残っている字牌を調べるとそれがあり得ないことがわかります。

使える字牌で残っているのは東のみで、仮にホンイツだとしても打点は満貫から。

こういうのは意識したことがない人が多いんじゃないかな。

物理的に染まってるとしたら満貫確定。

場を見るだけでそのことがわかるわけです。

もちろんトイトイもあるのでハネマンの可能性も全然あります。

まとめるとテンパイの可能性は高く、打点も少なくとも満貫あるとなるわけだね

実戦でそこまで読めないと思うかもだけど、誰かがオタ風のドラから鳴くと役牌は何が残っているかな?

そう考える人は多いと思います。

今回の打点読みもその延長線上にあるから、実戦で読むことは結構簡単なことだよ

良い例題だったからそれだけ今回は伝えたかったと笑

後は対面が終盤に6sという危険な牌を切っていることから、多少手が整っていることはわかります

ただ4sを押してしまうと他家から69pが出る可能性は低くなると思いますし、山も残り少ないよね。

それなら下家と捲りあいをするにも、まず自分から危険牌を切るこの状況は分が悪いと考えて俺は降りという結論になりました

大事なのは満貫テンパイだから何でも押すということじゃなく、まず考えることが大切ということ

相手も満貫以上の手でテンパイしてる可能性が高いわけですから、極端に言えば自分と同じわけです

そこに自分から危険牌を切る状況が果たして良いのか、これをまず考えることが大事だね

もちろん、苦し紛れに鳴いた可能性もあるからテンパイしていないと押す方はいると思います。

それを否定する気はありませんが、今考えたことを踏まえてから押すようしたいよね

じゃあ、今回はこんなとこで終わります。

ちゃんとコンパクトに書けたかな?笑