~2014年 8月11日 in 善光寺 ~

「うずら家」さんでお蕎麦をいただいた後は…

来た道を戻って…善光寺へ。

善光寺
遥か遠い昔、バブルの頃に会社の慰安旅行で

訪れた以来数十年ぶり(笑)

車を第一駐車場に停めたので、裏門から境内に…

 




裏門から入るとすぐに本堂が見えます。

 


 

こちらが本堂の正面。
本堂は創建以来十数回もの火災に遭ったそうです。
現在の本堂は宝永四年(1707年)の再建で、
江戸時代中期を代表する仏教建築として
国宝に指定されています。
間口約24m、奥行き約54m、高さ約26mという
国内有数の木造建築で、T字型の棟の形が鐘を叩く
撞木(しゅもく)に似ていることから「撞木造り」と
呼ばれています。
屋根は総檜皮(ひわだ)葺きです。
本堂の中の写真撮影はNG

本堂へ入って…
まず「びんずるさま」をなでなで。
「びんずるさま」とは賓頭廬尊者びんずるそんじゃのこと。
賓頭廬尊者は、お釈迦さまの弟子十六羅漢のうちの
ひとりと言われています。
病人が自分の患部と同じところを撫でると
病気が治るという信仰があり、
いつもたくさんの人が賓頭盧尊者像を触っています。

 

お戒壇めぐり
善光寺のご本尊が安置されている瑠璃檀と
三卿の間の床下に部屋があり、その部屋をロの字型に

めぐる暗黒の回廊があるそうで…
この回廊をめぐるのが、善光寺のお戒壇めぐりだそうです。

 

お戒壇めぐりは他のお寺にもありますが、
善光寺のお戒壇めぐりが最も有名なんだそうです。

これは~行ってみないと~
と思ったんだけど…
ダンナちゃん、調子にのって「うずら家」さんで

ビールと日本酒呑んで気分が悪いらしい
で…次男ちゃんも並んでる人の多さに、

辞めようだって~
もう~万事こんな感じで…
全く~何のために善光寺に来たのよ

 


山門
寛延三年(1750年)に建立された

二層入母屋造りの門です。
平成14年から平成19年にかけて行われた

平成大修理において、大正年間の葺き替え時に

檜皮葺きになっていた屋根が、建立当時と同じ

サワラの板を用いた栩葺とちぶきに復原されたそうです。
この修復によって、約40年間中断されていた二階への

登楼参拝を、平成20年から再開されました。

楼上には輪王寺宮筆の「善光寺」と書かれた額が

掲げられています。
これは通称「鳩字の額」と呼ばれており、
3文字の中に鳩が5羽隠されています。
更に「善」の一字が牛の顔に見えると言われ、
「牛に引かれて善光寺参り」の信仰を如実に物語っています。

 

せっかくなので…
楼上に上がって景色見たり~「鳩字の額」を

まじかで見たかったんですが…
またまた、ダンナちゃんも次男ちゃんも…

辞めようって


鳩字の額
画像が良くないのでわかりづらいですが、
白い○のところが鳩さんです。
で善の字が牛の顔にみえるでしょう~。

 

 

大勧進だいかんじん
勧進とは人々に「仏法を説き作善をなすように

勧誘策進することであり、転じて神仏のための寄付を

勧める」という意味だそうです。
大勧進は天台宗大本山で善光寺25ヶ院の本坊として、
住職は善光寺の住職も兼ねています。
善光寺が度重なる火災にあいながらもその都度復興

できたのは、この大勧進のおかげだとか…

 

大勧進の境内にある宝物殿には、
武田信玄と上杉謙信の位牌があるそうです。

大門
寛政元年(1789年)初代立川和四郎の作
10万石の格式ある門と言われております。
「大勧進」の扁額は清(中国)の閔鶚元氏の筆であります。

 


 

放生池
天明大飢餓(1783~1787)の際、
大勧進が窮民救済のため蔵米を放出した時に
関係者の奉仕によって築造された池。
通称「亀の池」と呼ばれ、市民に親しまれ、鯉、

すっぽん、亀など沢山放たれています。
初夏には2千年の時を越え大賀蓮が優雅な花を咲かせます。

 


 

本当に亀やスッポンがたくさんいました。
お戒壇めぐりや山門の楼上に上がるのは興味がない

ダンナちゃんと次男ちゃんですが…
亀やスッポンはお好きなようで…
気分が悪いと言ってたわりには…
あれはスッポン、これは亀だな~なんて言って

見入っていました。



2千年前の大賀蓮
まだ、少しだけ咲いていました~。

 



亀さんが…大きな蓮の葉の上に…

 

 

濡れ仏(延命地蔵)
享保七年(1722年)に善光寺聖・法誉円信が

全国から喜捨を集めて造立した延命地蔵尊です。

江戸の大火の火元と言われ処刑された

八百屋お七の冥福を祈り、恋人であった吉三郎が

建立したという伝説があるため、

「八百屋お七のぬれ仏」とも呼ばれています。
 

 

六地蔵(ろくじぞう)
宝暦九年(1759年)に浅草天王町祐昌が願主となって

造立されました、昭和19年に金物供出に出されてしまいました。
現在の六地蔵は昭和29年に再興されたものです。

 

六地蔵とは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の6つの

世界で我々衆生を救ってくださる菩薩様です。

 


 



この日、凄く暑くて…
ダンナちゃんは、くたばってるし~
観光案内所だか休憩所を見つけて…しばし休憩(笑)


こんなところでも、牛さんのお出迎え~。
 


善光寺観光、まだまだ続きますが…
まずはこの辺で。