2011 フランスへの旅  13. オペラ座&サン・マルタン運河 | ラヴィデミコ

2011 フランスへの旅  13. オペラ座&サン・マルタン運河







大雨のパリ。






雨






メトロに乗ってモンパルナスからオペラへ。





パリ7度目にして、初めてのオペラ座


『オペラ座の怪人』も大好きだし

シャガールも大好きなのですが、

なぜか今まで訪れる機会のなかった観光名所。



裏手にある入り口から入り、9€の入場料を払っていざ潜入です。





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はっ  この階段・・・


まさしく・・・











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ザ ファ~ントム ジ オペラ~~~ ♪







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まぶしすぎる燭台・・・!



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ふと見上げるとこんな天井画。



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少しホグワーツ(ハリポタ)を思い起こさせる階段。



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光の入り具合がすてきな通路。






どこから撮ってもとにかく豪華 キラキラ



こんなところでおしゃれして

バレエ鑑賞なんてしてみたーい!!



前に一度バレエ好きのお友達と

計画しようとしたことがあったのですが

そのときはオフシーズンだったので断念。



そのうち実現させたいです。





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オーケストラ席入り口。



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あこがれのバルコニーボックス席 ドキドキ



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このうちの左右一つずつが見学用に開放され、中の劇場を観ることができます。




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抑えたゴールドと赤、歴史を感じさせる劇場内。


そして天井には、シャガールの描くパリと

大シャンデリア。



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エッフェル塔や凱旋門など、

よく見るとパリの名所が描かれています。


シャガールの本物の絵の下で

芸術鑑賞って・・・

どんだけ贅沢なんですか。



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オペラ座のもう一つの見どころは、

豪華すぎるロビー。



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どーーーん!!




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鏡の間ですか、とつっこみたくなるくらいな

「グラン・フォワイエ」


こんなところで幕間の休憩時間、

シャンパンとか片手に

演目の感想をああだこうだ言ってみたり!? カクテルグラス 

(ちがうのかしら)


やっぱり夜来てみたいなあ~~~




バルコニーに出るとパリの街。



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(あ、雨やみました。)




まさにパリの中心。


きらびやかな社交界の雰囲気を味わえる場所。








パリって、小さいけれどその中で本当にいろんな人が住んでいて、

地区ごとに雰囲気もがらりと変わったり、

飛び交う言語もまったく違ったり。


オペラ座なんかは、パリに住んでる人にとっても

多くの場合は非日常だと思いますが・・・




どの都市にも言えることかもしれませんが、

観光名所を回るだけでは、なかなかその国の実情を

肌で感じるような体験は難しいなあ、とつくづく思います。


パリは特に、世界的な観光地なだけに、観光客に見せる顔と

そうでない部分のギャップが激しいような気がして・・・

だからこそ「パリ症候群」なんて言葉もあるわけですし。



いつか実際に住んでみたら、また違った「パリ」の顔が見えてくるのでしょうね。




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レペットグッズがいっぱいのおみやげさんを後にして

(トウシューズのキーホルダー、ちょっとほしかったかも くつ )


近くのデパートをぶらり。



セールを控えていた時期だったので

(6月頭の旅行記をいまだ続けている ドクロ

彼は洋服の下見。


私はディプティックのさわやかイケメン店員さんと

香水選び 笑


結局買いませんでしたが、なかなかお気に入りの香りがあったので

機会があったらほしいな~ 









みずがめ座









今日はこの後、ある展覧会のヴェルニサージュ(内覧会)に

行くことになっていました。




その展覧会とは・・・



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ご存知でしょうか、パリの街のいたるところにある、

こんなモザイクタイルのストリートアート。


フランス人の覆面アーティスト、インベーダーによるものです。



インベーダーというくらいなので、もちろん彼のメインモチーフは

スペースインベーダー

(上の画像はパックマンというゲームのキャラみたいです。

これしかなくて・・・ 汗)


日本発のゲームキャラクターです。

(↓ コレ  )



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彼のインベーダーは、文字通り世界中を「侵略」しています。

(東京にもあります!)

今回は、パリの街でのインベーダーが1000体に達した記念の展覧会だそう。



彼の友人たちと合流して会場に向かうと・・・




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人 ・ 人 ・ 人 ・・・・!!!



ガーン



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道路にあふれかえっちゃってます・・・




こういうとき、関係者が出てきて列を作るでも、

待ち時間の案内をするでもないところがさすがおフランス。


この人ごみの中で30分くらいはほぼ動かない状態で待ちましたが、

あえなく断念・・・


まあ、私が行きたかったわけではなく彼の希望だったのでいいんですけど(←本音)

何人も通りがかった彼の友人たちもあきらめてる人が多かったです。









その中で、日仏ハーフの女の子(ありがたいことに日本語が話せる!!)

と三人になり、ごはんでも食べに行こうか、ということに。



ここで日本だったらほんとにごはんを食べに行くと思うのですが

(もう20時はすぎてました)

アぺロというのでしょうか、あきらかにごはんを食べる目的ではないカフェバーで

お酒を飲むわたしたち。

この感覚、「あれ?」といまだに思ってしまいますが、

まだまだ夜は長い!っていうかんじが楽しくもあります。








ワイン








日本語を話せる人がいるのはかなりの助けになったのですが、

(彼の悪口 笑 を言い合えたのはすんごい楽しかった!!)

やっぱり仏人二人が軽口をたたきあって笑ってるのなんかには

全くついていけないので

またもや一人でぽかんとしぎみだった私・・・

予想はしていたけど、この言葉の壁にはなかなか慣れない・・・



ここでご飯食べてもいいけど、ジャンクフードくらいしかないし、

移動する??


という話になり、その女の子の友達たちがいるという

サン・マルタン運河あたりに行くことになりました。




途中、出会った星の王子様



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裏はちょっとこわい。



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なんだかすでにこのあたりで、

一日の疲れもあり、けっこう精神的に来はじめていたあたし・・・


フランス語わかんないし・・・

これからまた知らない人たちに会ってもたぶん入れないし・・・


と、ネガティブモード 台風



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ようやく暗くなりはじめた空、きれいなグラデーション。









そして着きました~

サン・マルタン運河 Canal St. Martin です。



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「アメリ」にも出てくることで有名な場所です。




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ずっと来てみたかった場所の一つ、

ちょっとテンションあがります。



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ごはんって言ってたからどこかの店にお友達がいるのかと思いきや、

スーパーに入ってビールを物色しはじめたので

あ、運河沿いに座って、また飲むのね・・・


と、やっと流れを把握した私・・・


最初はみんなとビールを飲んでいましたが、大人数になって

余計にさっぱりわからなくなってしまったので

もうあきらめて写真撮影に走りました。 笑



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暮れなずむ空が、いい雰囲気。



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運河沿いにはこんなふうに、

細いベンチに座って思い思いに過ごしている若者たちがたーくさん。


この写真に写ってる彼は、

一人晩御飯中。


なんだか勝手に親近感を覚え、

「あなたも一人ね・・・わたしも一人・・・」

とか思って撮影してました 笑

(病んでる病んでる)



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やることないからビールも写真に撮っちゃうもんねっ






ビール







そんなあたしにさすがに気を使って、

隣に来て話しかけてくれる彼。


私の気持ちをわかってる人がいる、って思うだけで

ぽろぽろ涙が出てきましたが、

運河沿い、一列になって座る他の人には

気付かれずにすみました。

(彼が気づいてたかどうかは不明)









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いつのまにかすっかり日も暮れ、

22時近くなっていたので、

「今日はemikoの最後の日だから・・」

とお友達たちに別れを告げ、

近くのイタリアンへ急ぎます。




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どーん!と大きな

シーフードピザ。


魚介がもりもりしてておいしかったのですが、

このときは気持ちを保つので精いっぱい。


なんというか、誰のせいでもないので、

彼に不満をぶつけるのも違うし、

とりあえずは気にしてないようにふるまわなきゃ、と必死でした。


彼も、私がつらかったことをわかってて、

だけど、なんにも言わないでいてくれて。

それがありがたかったです。





今考えると、なんか笑っちゃうんですけどねー 笑


まあ、外国語学習者の、誰も通る道なのかな、というかんじで。

きっとこれからも、おなじようなことが何回も何十回もあるんじゃないかな、と思います。


でもなぜか、「もうやだ!」

って気持ちにはならないのはフシギ。


なんでしょうね、このままで終わるのは逆に悔しいからですかね。


みんなに、「真面目すぎる」「わからなくてあたりまえ」って言われます。

ほんとにそうだと思います。

とはいえ、ここでくやしいと思わないと、向上心も生まれないのであって。





きっと住んでみたとしても、なかなか越えられないであろう言語の壁。


これからどううまくつきあっていくか、私の課題のひとつであり、

目標のひとつでもあります。















最後の夜は、ちょっぴり苦く、

ふけていったのでした・・・・










星空











14へつづく