2010-2011 パリ・ブリュッセルへの旅 5
2日目。
ベルギー観光といえばまずはココ!な
グラン・プラス Grand' Place にやってきました。
どーん
どーーん
どーーーん
と、重厚かつ壮麗な建物に四方を囲まれた、
思ったよりもこじんまりとした広場、グラン・プラス。
もう一辺はこちらです。
お天気がよければなあ~
青空があれば、また違った写真になったのでしょうけど。
まあ、冬のヨーロッパらしいといえば、らしいですね。
ここから歩いてすぐ行けるところに
有名なセラクレースの像や
(右腕に触ると幸せになれるそうで。
どっかでよくきく話ですが・・・誰もいないときを狙うのが難しいくらい大人気でした)
有名な小便小僧や
(世界三大がっかりといわれますが 笑 小さくてかわいかったです。
こちらも常に人だかりで大人気)
有名なショコラトリーもあります。
(画像はレオ二ダス。このお向かいにノイハウス、左にゴディバ。)
ここのレオ二ダスでチョコをお買い上げ
自称チョコ嫌いの彼、
「これは中がミルククリームだからいいんだよ。
中が全部チョコなのはきらい。」
と、つぎつぎとチョコを口にほうりこんでいました。
絶対チョコ嫌いじゃないし・・・
まあ、無類のチョコ好きが多いフランス人の中で言えば、
そんなに好きなほうじゃないんでしょうけど。
素直に好きと言わず、むしろ嫌いと言いたがるところが
フランス人だなあ、と思ってしまいます 笑
他にもこんなブリュッセルあれこれ。
通りにはこんな小道がたくさんあって、
その中の一つにはいってみると・・・
あったのは、操り人形の小さな劇場。
なんてオトメゴコロをくすぐる場所・・・!!
無造作に置かれた看板も、なんとも絵になります。
ん~~~、ヨーロッパだなあ・・・
あれっ、モンチッチ・・・!??
と、おもちゃ屋さんのウィンドウに足をとめると
「あ~、セ キキ! C'est KIKI 」
と彼。
「キキ??これはモンチッチだよ~」
「もん・・・モンシッシ???」
どうやらフランスではモンチッチは「キキ」という名前で親しまれているそうです。
でもこの画像のモンチッチは、ちゃんとよだれかけに「Monchichi」と書いてあります・・・
モンチッチって、どこの国のキャラクターですか・・・??
「Chi」は仏語では「シ」と発音するので、
どっちにしても「モンシッシ」になる 笑
モンシッシってなんだか響きがかわいくて、
私の中では三つの名前の中で一番お気に入りになりました
カラフルな椅子のすてきなカフェ。
他にも途中でレコード屋さんに寄ったり(彼の趣味)
別の場所で開かれていたマルシェドノエルをちら見したりと、ブリュッセルさんぽを満喫。
歩き疲れてきたところで何か食べようということに。
私は、もりもりの朝ごはんに特大ワッフルを食べていたので
いっこうにおなかがへらずだったのですが・・・
偶然見つけたカフェで
ベルギービールを飲みました。
うん、飲みやすくておいしい
このカフェ、こんなかわいい店名。
Les gens que j'aime レ ジョン ク ジェム
「わたしの好きな人たち」
赤とモスグリーンの壁が素敵な、おしゃれカフェ。
ここでワッフル食べればよかった~と後悔しましたが
(ほかのテーブルでおいしそうなワッフル食べてる子がいた)
ま、旅なんてそんなものです。
15, Rue du Midi 1000 Bruxelles
カフェを出る頃には、空は真っ暗に
ということは、そろそろグラン・プラスのイルミネーション・ショーが始まっているはず!!
近づくにつれ、音楽が聞こえてきます。
静止画だとわかりづらいのですが・・・
こんなかんじで、建物に光と映像が映し出されます。
音楽とともに、刻々と姿を変える市庁舎。
一応クリスマスのショーなので、ジングルベルやサンタクロースのイメージが流れていました
10分か15分くらいだったかな?
ショーが終わると拍手喝采。
ディズニーランドのハイレベルなショーを見慣れているとあまりすごいとも思わないかもしれないですが 笑
歴史ある建物に囲まれた雰囲気はディズニーではあり得ない「本物」ですし、
この時期にブリュッセルを訪れたら一見の価値ありだと思います
あたりはすっかり夜になりましたが
帰りの電車まではもう少し時間があります。
ベルギー土産買わなきゃ~
ってことで、近くのお土産屋さんで物色。
ここのお店、「日本語での対応可能」って貼り紙が。
日本人スタッフがいるのね~
と思って入ってみたら、
「イラッシャイマセ~」
と、日本語堪能なベルギー人のお兄さんがいました 笑
お兄さん、日本の大学で勉強していたそうで。
私がお土産を選んでいる間、彼となんだか話が盛り上がってました。
飲んでみたかったチェリービールと
行きたかったダンドワという老舗パティスリーのパンデピスを購入。
(今回訪れたのが1月1日のため、行ってみたくてもお休みのお店が多かったのです)
観光地なのでかなり高い値段設定みたいでしたが・・・
まあ、観光客なのでいいのだ。
さあ~お土産も買ったし、そろそろ家路につくか~
まだ時間はわりとあったので
そのまま歩いてブリュッセル・ミディ駅へ向かうことにしました。
帰ってきてから調べていて知ったのですが、
グラン・プラス周辺からミディ駅まで歩いて行くのは
治安的にあまりよくなかったようですね・・・
大通り沿いをまっすぐ行けばたどり着くような一本道なのですが、
大通りのわりに人気も少なく、一人だったら間違いなく歩かなかったと思います。
ミディ駅周辺は移民が多く、あまり明るいイメージでないことは確かです。
途中、いきなりあった銅像。
こ・・・こわっ・・・・
買い物かごからねぎが飛び出してますけど・・・
見ているのはお財布ですか??
主婦の像???
モチーフそのものはこわくないんですけどね・・・
なんだか妙に迫力ありました 笑
30分くらい歩いてやっと駅に到着
それでもまだ、タリスの発車時刻にはあと1時間ほどありました。
駅のベンチでぼーっと待ってるのもなあ~
おなかもすいてきたし。
と、駅のフードコートをちら見しましたが
Quick(ベルギー発祥のファーストフード店)か、ハーゲンダッツか、ピザか・・・
わたしは駅ナカなんてそんなもんかな~と思いましたが
彼は明らかにいやそうだったので(笑)駅の外でどこか入れるところがないか探すことに。
で、入ったのがここ。
さびれた雰囲気の、カフェバー。
いや、明かりは煌々とついてますし、
お客もまばらながらいたんですけどね。
やっぱり身を守ることを第一に考えると、
日本人女性観光客の選択肢にはなかなか入らないであろう雰囲気。
こういう場所に平気で入れたり、
治安悪い場所でもあまり気にせず歩いてたり、
ヨーロピアンである彼と行動すると、そういういいんだか悪いんだかな
ディープな経験ができます。
実際、バーテンのおじさんもサンパだったし、
ちょっと古い映画にでも出てきそうな雰囲気はわりと落ち着けたんですけどね。
彼は最後のベルギービール
わたしはアップルチェリージュース
ジュ ド ポンム (リンゴジュース) ありますか??
ってきいたら
ポンム スリーズ (りんご チェリー) ならあるよ!
との答え。
りんごがなくてりんご&チェリーがあるってねえ
初めてのアップルチェリーは、おいしかったです。
ここで小一時間ほど過ごし、
21時半発のタリスに無事乗り込み、一路パリへ。
よっぽど疲れてたのか、
私はほぼ記憶がないほど電車で爆睡・・・
彼のアパルトマンに着いて
あたたかいポタージュスープを飲んで
長~い新年の一日目を終えたのでした・・・・
6につづく