2009年 フランスへの旅 6 | ラヴィデミコ

2009年 フランスへの旅 6



5日目。



旅も後半戦です。



今日はついに初日から一緒だった友人が帰国。

9時にはホテルをチェックアウトして、メトロで途中まで一緒に移動し、

少しさみしい思いでお別れしました。



4日間ありがとうドキドキ




さて今日からは、先日ピガールのビストロに連れて行って

くれた友人のアパートに寝泊りします。



スーツケースをひきずりながらメトロ13番線のメリー・ド・クリシー Mairie de Clichyへ。

パリからは一歩でますが、アクセスもよく、落ち着いた住宅街です。




預かっていた鍵で勝手に入る他人の住まい・・・

ちょっと不思議な気分でどきどきしながら入ると、友人からの置手紙が

出迎えてくれました。



個人宅なので写真は載せませんが、いかにもパリのアパルトマン、といったかんじで

かわいいお部屋!!

観光旅行で来て、こういうリアルな暮らしを体験できるなんてうれしい限りニコニコ
ホテルと違って妙に落ち着けます。



今日は朝早くから行動して疲れていたので、早速ベッドにごろんと横になって

しばし休憩・・・ぐぅぐぅ

Img_9444


(こんなアメニティまで用意してくれてましたキラキラステキな心遣いに感謝ですラブラブ




いつのまにか時刻はお昼すぎ。



今日は、初日に一緒にディネしたお友達と遊ぶ約束があったので出かける準備。


そのお友達は3ヶ月のパリ滞在を終えて、明日帰国予定。

お互い行きたいところは大体行ったからどうしようかと悩んでいたのですが

私の希望で植物園 Jardin des Plants 動物園 Menagerieへ行ってみることにしました。



普通の観光ルートにはなかなか入らなそうなマイナーどころですが、

パリの動物園って、なんとなく興味わきませんか??



日本のすばらしいサービス精神の(人も動物も)動物園に比べて、

どれくらいやる気ないのかとか(笑)

どんな人が来てるのかとか・・・



Img_9461



たくさんいました、こどもたち!!


真ん中に埋もれてるのはカバの像・・・やりたい放題(笑)



それにしても、小さいころから肌の色も目の色も宗教も違う友達が

たくさんいるって、恵まれてますよね。


日本のようにみーんな同じことが当たり前っていうよりは、

確実に個々を尊重する精神が養われるような気がします。




動物園、入場料は8ユーロ!(このときだいたい1ユーロ=134円くらい)

ちょっと高くありません??

旭山動物園ならいざ知らず、ズーラシアでもそんなに高くなかったような・・・


まあ、中にレストランやおみやげもの屋さんが充実しているわけでもないので、

しょうがないのかしら。



いろんな動物がいましたが、想像通りヤギや鳥類、小動物系が中心。

ただ、セレクトが日本とはだいぶ違うので、意外と楽しめますやぎ座

Img_9479



こちらはカピバラさん!思ったより大きい~。かわいい~。



Img_9489



レオパード?だったかな?



唯一いる猛獣系(あ、トラもいたかも)。かわいい!



Img_9505



「あら、何か?」



Img_9506



フラミンゴは、水辺にいない展示方法がめずらしいなと思いました。



このフラミンゴたち、いっせいに、示し合わせたかのように移動、行動するんです!!

今まで何度も見たことはあっても、こんなにシンクロダンスしてるかのような

彼らは初めてで、プチ興奮してしまいました(笑)


そういう習性があるのかな~。



Img_9499



動物園でも、こういう建物や彫刻があったりするところがさすがヨーロッパ。

なんでも1794年に作られたそうで・・・歴史を感じさせる建物が多かったです。



Img_9510



レッサーパンダ!!かわいい~ラブラブ
こんなに近くで写真とれたのは初めて!




いったいどこにいるんだってくらいすみーっこに動物がいる場合と、

人の気配も気にせず堂々近くにいる場合とに分かれていた気がします。


他にも爬虫類館や動物が卵から孵って成長する過程を展示したところなど、

見所がたくさんあり、かなり満喫しちゃいました。


びっくりするような動物がいたりという派手さはありませんが、

のんびり散策するにはいい場所だと思います。


客層は、遠足のこどもたちや家族連れが多く、たまーに観光客、といったかんじ。

メジャーな観光地に疲れて、少し時間があるときにおすすめです。



Img_9513



おとなりは、植物園。


こちらは無料で入れます。平日でしたが、のんびりした時間を過ごす人たちが

けっこういました。



Img_9520


今の季節はバラや、ラベンダーがきれいに咲いていました。


熱帯植物の大きな温室もあったのですが、どうやら調整中で入れませんでした。


Img_9459


こういう、ふらりと来て、暑さをしのぎながらのんびりできる場所が

いたるところにあるのはいいですよね。


日本には(特に都会には)なかなかない場所。

場所はあっても、そこでくつろいでいる人の数は圧倒的に違う気がします。

そもそも日なたにはみんな座りたがりませんもんね。



パリの人たちは今日焼けしないでどうするってくらい日焼けにいそしんでます。

芝生にごろごろも日本人はあんまりしないですよね。服が汚れる、とか思っちゃう。



せっかくパリにきたのなら、歩き疲れたから公園で一休み、

とパリジャンたちにまじってみるのもまた一興かもしれません。






さて、今日はまた6人くらいで集まって夕食の予定なのですが、

21時からを予定しているためまだまだ時間はあります。




二人とも機会があれば行ってみたかった、奇跡のメダル教会を訪れることにしました。




ボン・マルシェの近くにあるこの小さな教会は、修道女聖カタリーナの遺体が

130年もの間腐敗せずに眠っていることで有名な場所(ほんとですか)。


ご遺体が見れるわけではもちろんないのですが、

その聖カタリーナが身に着けていた、マリア様の刻印されたメダルが

おみやげものとして人気なのです。



Img_9895



こんなかんじ。すてきですよねキラキラ他にもいくつか種類がありました。


ほんとはカトリック信者でもないのにこういうものに飛びつくのはよくないとは

思ったのですが・・・それをいったら日本のお守りだってそうですよね汗

最初、間違って違う教会に入ったのですが(ゆかりはある教会だったみたいです)

「きみたちメダルを探してるの?」と場所を教えてもらえたあたり、

メダルを求めてやってくる観光客は相当多いみたいです。





教会近くにコンランショップやボンマルシェがあるのでぶらぶら。

どこもソルド一色。


ここでうっかりレペット repetto のピンクの靴を買ってしまいました!


レペットは欲しいと思っていたのですが、こちらで買ってもやっぱり

二万以上はするのであきらめかけていたところ、

セールで安くなってしかもサイズもあって、気に入ったので買っちゃいました。



人生で初めて?のピンクの靴サンダル
少しでもソルドの恩恵を受けられて満足ですラブラブ




18時ごろ、サン・ミッシェル広場で友人のフィアンセくん(ドキドキ)と合流。



でも21時まではまだまだ時間がある・・・


というわけでカフェにて一休み。



Img_9524



けっこうにぎわってたポップな色調のカフェ。テーブルとテーブルの間隔がせま!


レモネードが歩き回った体にしみました・・・



パリでも夕方ハッピーアワーなるものがあり、5ユーロでビールが飲める所多数。

みんな、夕食前に一杯ひっかけていくんですね~ビール

Img_9529



所変わってバスティーユ広場 Place de la Bastille

かのフランス革命の火蓋が切って落とされた場所です。



ここにきたらベルばらを思い出さずにはいられません!

マリーアントワネットが投獄されたバスティーユ監獄に、

王政に耐えかねた市民たちが押し寄せた7月14日。


いまや映画かドラマのような次元でしかそういう歴史を考えられませんが、

実際に昔あったことなんですよね・・・


たくさんの血と涙の戦いの上に、今の世があるということを忘れてはいけません。





話はそれましたが。



バスティーユには、この後合流予定の友達が働いてるお店があるので

見にきたわけです。


しかし時刻はちょうど閉店時間をまわったところ・・・(19時半)。

外から軽く手をふって、バスティーユ界隈をうろうろ。



Img_9530



オペラ・バスティーユ Opera Bastille です。



歴史ある石造りの建物ばかりのパリの街並みに、違和感?かと思いきや、

妙に溶け込むこれらの超モダン近代建築たち。


グラン・プロジェ(故ミッテラン大統領の進めた「パリ大改造計画」)によるもの

なのですが、いまやパリの街に欠かせない要素として見事に調和しているところに

パリの新たな魅力を感じる人は少なくありません。



Img_9537



バスティーユ界隈は、若者たちやアーティストが集まるパリ最先端の街。

広場には、BMXやスケボーを練習する人たちがたくさん。


しばしベンチに座って彼らを眺めながらぼんやりしました。






やっと20時くらいになったので、どこかで一杯飲んでから

ごはんの場所(オベルカンフ)に向かおうということに。



仕事を終えた友人も合流して、ちょっとしたバーっぽいお店で

ビールを一杯ビール

カウンターに座ったのですが、バーテンのお兄さんがなかなかイケメンラブラブ



店内を写真にとろうとデジカメを向けたところ、テーブル席に座ってた人が

手を振ってくれたりして(笑)(おかげで写真はぶれたため、消去しました)


みんな仕事終わりでうかれた雰囲気が楽しかったです。






さて、ようやく21時になったので、オベルカンフ Oberkampf へメトロで移動。



そこでさらにもう一人、初めて会う友人の友人が合流。

向かったのは、友人行きつけのブラジル料理のお店、アヴェマリア



金曜の夜だからというのもあるかもしれないですが、かなりのにぎわい。


Img_9558


注文したのはチキン。(詳しいことはよく覚えてないですが、定番料理ぽかったです)


ブラジル料理はあまり食べたことがなかったのですが、おいしかったです。


ただ、例にもれず、けっこうな量あせる大量のマッシュポテトは残してしまいました・・・



Img_9560



店内にはこんな落書きもあったりして、ポップで楽しい雰囲気。

音楽もがんがんにかかってて、みんなで楽しく食事するにはうってつけ。


食後酒に、いつのまにかオーダーされてた(?)

なんだかわからないもの(リモンチェッロをもうちょっと甘くしたかんじ)

を飲んだらけっこう酔いがまわってしまいましたリサイクル


が、とっても楽しいディネでした音譜

Img_9582


(店の外観。夜遅くまでにぎわってました)





今日も帰ったら12時すぎ。


酔いもまわってたので何もできず、そのまま寝てしまいました・・・


明日はたいした予定もないので気ままだし、まあいっかにひひ



5日目終了です。




7へつづく