おばあちゃんに会えました
２年２ヶ月ぶりの再開です
最初はガラス越しに、母親の携帯を施設の方に渡して、私の携帯と母親の携帯を通話中にして、ガラス越しに会話していましたが、なかなか声は聞こえず、私の声だけが一方通行
施設の方に、「私、おばあちゃんに会うためにコロナワクチン３回目接種してきました。ご無理でなければ、おばあちゃんの手を握りたいです。可能でしょうか？ご迷惑でなければ、どうぞよろしくお願いいたします」と、言いました。
施設の方の許可が降り、特別にガラスをあけて頂き、おばあちゃんの手を握ってお話ができました。
感謝してます、施設の方
「おばあちゃん、私帰ってきたよ
おばあちゃんに会いに帰ってきたよ、早く元気になって、いつもみたいにデパート行ってコーヒー飲みに行こう、いつも行ってたケーキ屋さんに行ってケーキ食べながらお茶しよう
イオン行ってユニクロも行って、お洋服買いにいかなくちゃ、おばあちゃんに会いに帰ってきたよ‥」
おばあちゃん、ユニクロ大好きなんです
戦争中は、着物の糸をほどいて、また服に縫い直してと、またほどいて服作って
おばあちゃんいつも言ってました
ユニクロすごい！
生地代と縫製代考えたらありえないくらいだと
おばあちゃんいつもユニクロスゴイって言ってた
私は洋裁和裁が上手だったと
今はガリガリに痩せこけてしまっていた
まさに、骨と皮
「これじゃユニクロのサイズＳサイズなってもーてるで！！Ｌサイズにもどさな！！ユニクロはこの値段でいいの？と、いつも関心して私とユニクロをグルグル周っていました
おばあちゃん、すごくか細い、声にならない声で「わかった」と答えてくれました
全然泣くつもりもなにもなかったけれど、話をしていると、自然と涙が出てきてしまい
いつもおばあちゃんは、「わたしゃ太っとる、ユニクロはＬサイズじゃ」と言っていたおばあちゃん
今はガリガリに痩せこけてしまっていた
まさに、骨と皮
手首の骨感、顔の骨感
「これじゃユニクロのサイズＸＳサイズなってもーてるで！！Ｌサイズにもどさな！！」
帰るとき、「いまからまた帰るよ」というと、眉間にシワを寄せて、おばあちゃんの目が涙目になりました
「また来てください」と、か細い声だけど、耳を近づけるとハッキリ聞こえる声で言ってくれて、小刻みに手を降ってくれて、施設の方がそろそろというので、帰りました
また涙がでました
私のマスクの中は、涙と鼻水でグチャグチャ
ほんまコロナさえなけりゃ‥