お久しぶりです。らぷらすです。最近Teleの語りが足りないや♪ってことで、Teleの楽曲について語っていきたいと思います。第1弾として、最初は夏フェスシーズンということで、フェスで聞きたいノリノリな曲5選です!オタクがなんか言ってるや〜くらいに思って読んでくれたら嬉しいです。
① 花瓶
まずは、「Teleのフェスの代表曲といえば」のこの曲。曲の初めにある「たったらったたらった」の部分をみんなで歌う場面があるので、この部分を歌えるようにしておくと楽しさupです!
花瓶は、コロナ禍で喜多朗が「みんなで声出しができない寂しさ」を思いながら書いた曲。最初のシングアロングの部分で、「好きに踊って良いっていつも言ってるけど、それと矛盾することを言う。それがミュージシャンだから。みんなで歌ってくれますか」と問いかける部分が大好きです。それが終わったら This is our song!!っていう。俺らの曲だよ!って。最高かて。
観客「割れた硝子の上を君は裸足で歩く。歩き続ける。」
観客&喜多朗「割れたガラスの上を、君は一人で歩く必要はもうないよ。」
喜多朗「共に朽ちよう。」
観客「全部嫌になった?」
っていう掛け合いがめちゃくちゃ大好きで、ステージ上にいる喜多朗が進んでいく道を追っている観客に対して、みんな一緒だよって問いかけてくれる感じに思えてきているのです。そこに「共に朽ちよう。」「全部嫌になった?」って掛け合いをする感じがTeleらしい、しんどい日常の支え方なんじゃないかなと思えて、最高だなって思います。
②バースデイ
2曲目は、Teleのデビュー曲であり、フェスでも必ず演奏する「バースデイ」という曲です。おそらく喜多朗はTeleのバースデイを飾る曲と思って書いたんだと思います。Teleの曲としては珍しく、曲名が歌詞の中で登場しない言葉をタイトルにした理由は、"birthday"というのが全体のテーマになっているからではないかと思います。
歌詞を見てみると、おめでとうに代表される「誕生日らしさ」が存在しない代わりに、「僕らに明日はないんだぜ。今すぐなにかを変えようぜ。」って言っている。誕生日ってひとつ歳を取る節目、これを未来に向けた時間軸で表現しているところが、Teleのデビュー曲らしくて好き。気づけは未来は死んでいるから、ずっと未来をパパラッチみたいに見ていきたい。
ライブとしての良さって意味では、一言で言うと「パーティー」だと思う。たくさん叫ぶ、ずっと。そして最後のサポートメンバー紹介が圧巻も圧巻。毎回サポートメンバーたちのソロにあまりに見惚れてしまう。そして喜多朗の煽りも最高なんだわ。皆さんもぜひライブ映像、そしてライブ会場で見てみてください。惚れます。まじで惚れます。私は惚れました。まじえぐい。それじゃまだ音楽。
③私小説
3曲目は、昔からのフェスの定番曲である私小説。wikipediaによると私小説とは、「日本の近代小説に見られた、作者が直接に経験したことがらを素材にして、ほぼそのまま書かれた小説」のことらしい。読みは「ししょうせつ」と「わたくししょうせつ」があるらしいけど、確かTele公式では「ししょうせつ」だった気がします。
爽快なメロディーが最高で、クラップが楽しい。そして、アウトロのジャンプが最高に楽しいんです。この曲の喜多朗が一番ロックフェスしてるなって思う。
そして、この曲は楽しいってだけでは終わらなくて、書いてある歌詞が最高なんですね。自分が一番好きな歌詞は、「『あなたによく似た人を私、この町で今も探してるの。』陳腐なセリフが吐けたもんだ。ほら緞帳が上がるよ。」ってところです。この『』の部分、英語で言うと"I miss you."の日本語表現だと思うのです。夏目漱石がI miss youを訳したらこうなってたんじゃないかなって思えるくらいに。この部分に対して、気の利いた感想はいえないんだけど、日本語の美しさに感動したのです。
④ブルーシフト
この曲は、2024年末の冬フェスに向けて作ったって本人が言っていた。物理を専攻している私は、ラジオでの初OAで、光のドップラー効果だなあって思いながら聴いていた。惑星が光に匹敵する速度で近ついてくる(あるいは自分が動いて惑星に近づく)と、実物が赤くても青く見えることを青方偏移(ブルーシフト)という。まるでブルーシフトのように、何かが迫ってくるような、迫力のある、ロックフェスで聴いて踊り回りたいサウンドがそこにあった。踊り足りない、踊り足りない。止まってしまって、自分が赤く染まる前に、本当は自分が赤いのばバレる前に、踊り狂う。そんな曲。
ライブでの盛り上がりも尋常じゃない。満員電車だったら触れる肌が邪魔で、かなり不快な密度の人間が、この曲が演奏されている間だけは心地よくなるくらいに。みんなで「足りないや!!足りないや!!」ってジャンプするあの瞬間は、その一瞬だけで、フェスに来てよかったと、いつも思う。
⑤サマードッグ