7/22~23の2日間、福岡PayPayドームおよびZepp Fukuokaで開催されたNUMBER SHOTの2日目にTeleが出演したのでその感想を記す。Teleにとって福岡は、BARIYOKA ROCKに続き2回目。ライブに行った人は思い出せるような、行ってない人は想像で楽しめるようなブログになったら幸いです。連番してくれた人含め、当日話してくれたみんなありがとう。

 

本記事はネタバレを含んでますのでご注意ください。セトリも思いっきり書いていますので注意してください。

 

概要

NUMBER SHOT 2023 @福岡県福岡市 福岡Pay Payドーム, Zepp Fukuoka

連番:なな(@dm__nana)

 

セットリスト

リハ. ロックスター、ことほぎ

1. 鯨の子 2. ロックスター 3. 私小説 <MC> 4. 花筏 5. バースデイ 6. comedy 7. 花瓶 8. ghost

 

サポートメンバー

Gt. 力毅 Key. 奥野大樹 Ba. 森夏彦 Dr. 澤村一平

 

本文

 

 今年から福岡PayPayドームだけでなく、すぐ隣にあるZepp Fukuokaでも開催されるようになったNUMBER SHOT。メインの会場であるPayPayドームには左右に大きなステージが2つ立ち交互にパフォーマンスが行われていた。Teleは、Zeppでパフォーマンスを行った。Zeppの会場はどのアクトも盛況で、Zeppに入るのに必要な事前抽選に外れてしまった人が並ぶ当日待機勢は長蛇の列をなしていた。Teleの時も、当日待機列は凄かった気がする。Teleの裏のドームのアクトは、クリープハイプ(Teleの直前までやっていて、クリープ見てたら列に並べない)とSaucy Dog(パフォーマンス時間が被っている)で、兼任ファンも多そうなビッグネームで、始まる前から「わあ」という印象だったし、この事実は後述するように喜多朗も意識していたんだろうと思う。そんな中、当日待機列ができてたの本当にすごいと思うし、1ファンの僕も嬉しかった。

 

 さて、ライブの1番の醍醐味は生の音楽を浴びれることだが、始まるまで一緒に参戦するファンたちとお話しできるのが楽しい。前日の夜に連番相手と一緒に、最初の曲なんだろね、ってああだこうだ話しているところからライブは始まっていたと思う。バースデイ始まりが痺れるなあとか、花瓶始まりも熱くねとか、Vérandaで始まったら素敵だねとか、どれでも映えていいねって話をしていて、ワクワクが凄かった。会場について、Teleの列に並んでからも楽しかった。特に、最近Teleのインスタに上がっていたリハーサルの写真には庫太郎さんが上がってたから庫太郎さんかなあっと思ってたけど、力毅くんが当日に飛行機乗ってるツイートしてるし、、、、ギターどっちだろ、みたいな話をしている時、ライブ前って感じで大好きだった。

 

 しかも、前日には可愛い可愛い新グッズの発売が発表された。グッズを見て、何買おうって話してる時間って最高。当日の喜多朗のグッズに関するツイートも、お金がない学生、ついにグッズを買えるようになった社会人、お金がない社会人、全ての人間に気が使える、そんな谷口喜多朗大好きだし、俺の推しって感じ。たくさんグッズ買おっと。

 

 やっぱり、会場に入るとさらに高揚感が増す。その高揚感の中にある小さい緊張感は心地よいなって思う。フェスの醍醐味はリハが見れることで、今回も例外ではなかった。まず、水色のギターが搬入された時、わあ力毅くんなんだ!!ってなった。今回音合わせをした時、スタッフさんが「キーボードください」じゃなくて「奥野さんお願いします」みたいに名前で言ってたのが好きだった。そしてリハでロックスターをやった時は、お、新しいパターンだなって思った(確かこれまでやったことないよね、てか自分のブログにリハで何やったか書いとけよ笑)。そのあとのことほぎを聞いて、前奏を歌うの楽しかった。喜多朗が、「今日は僕を選んでくれてありがとう」と言って立ち去った。この時点の心臓の鼓動はかなり早かった。

 

 さて、ここからは本編の話をする。一曲目が始まる前の静寂は、文章にできないほどのワクワクドキドキは、心臓のドラムがBPM200越えで走っているような感じをしていて、なににも代え難い最高の瞬間である。最初に耳に飛び込んできたイントロは最近の定番である「ロックスター」のそれではなかった。最初アレンジがちょっと違くて何だろうって思ってた。Teleさん最高だなあって思った。そのあと、聞き覚えのある「鯨の子」のイントロが聞こえてきた時、ライブの幕開けって感じで大好きだった。鯨の子は、本当に喜多朗の想いというか、言いたい言葉というものが本当に乗っている気がして大好きだなってライブの度に思う。今回は「賢いだなんて決して言わないで」の言い方と表情がどストライク。すごい響いた。

 

 次の曲のロックスターのイントロが聞こえてきた時、これまで1曲目の定番だったからか、何か懐かしさを感じた。楽器から始まるこの曲のイントロはいつだって観客をワクワクさせる。今回の鯨の子といい、いつものロックスターといい、これからも喜多朗がギターを持たない曲が最初の曲になるのだろうか。今回のこの曲の1番の見所は「愛したいものだけ 愛せたらいいのにな」のところで喜多朗が力毅くんの方を向いて掛け合いをしながら演奏を進めていたこと。力毅くんも全身で応答していたこと。2人の掛け合いが最高だったね。この2人の関係性本当に大好き。ここから私小説へとつなぐ流れは最近のフェスの定番である。サビ前の部分の「タン タタン」の手拍子が最近固定されてきてていいね、ワクワクする。最後のジャンプの煽りなんだったか忘れちゃったんだけど、いつものような会場の一体感があって、いつも通りたくさん鳥肌を立てながら全力でジャンプしてきた。最高。

 

 ここでMCが入った。博多駅で、paypayドームで演奏している、ラーメン食べている、偉大な先輩に遭遇したという話をしていた。その人は気配を消してラーメンを食べるのが得意らしい。喜多朗は気配を消してうどんを食べていたらしい。このステージを通して喜多朗は何度も「僕を選んでくれてありがとう」と言っていた。多分、裏でドームで演奏している偉大な先輩と自身を比較しての発言なのかなって僕は受け取った。1ファンとして、Teleはそんなビッグな存在になってくれると信じているし、大きなステージでパフォーマンスするのを見るのがすごく楽しみ。そして「選んでくれてありがとう」って言ってくれたのすごく嬉しい。こちらこそ、出演してくれてありがとう。

 

 MCの最後に「静かな曲やります」と言って、まさかクレイやるのか?とか思っていたら、始まったのはまさかの花筏。めちゃくちゃびっくりした。サビが「僕が呪いになる前に」で始まるこの曲は、祝/呪のテーマに繋がりそうな曲で、素晴らしいので、早くリリースしてほしいなあ。花筏が終わったら、「静かなのはこれで終わり」と声高らかに叫び聞こえてきたのはバースデイのイントロ。ベース→ドラム→ギターの順に入ってくるイントロが本当に大好きでめちゃくちゃ痺れる。いつも注目している「あの人はなぜか好きになれない」の言い方は今回はドスが効いてる感じの言い方をしていて良いなって思う。あと、今回は楽器隊紹介をやらなかったね。

 

 次のcomedyは、「ワン、ツー、ワン、ツー、スリー、フォー」を叫んだのが実に気持ちよかったね。Bメロの裏拍が観客で揃ったら完璧だなあって思いつつ、この曲は本当にボルテージが上がるんだよね、A,Bメロはルンルンって感じで、サビはじゃ〜んぷって印象の曲。ベタなバナナも悪くない!!

 

 次の花瓶の前の発声練習が、若すべ以来復活した。あの会場が徐々に一体になる時間大好き。ここで喜多朗から「主に男性の皆さんから高いってクレームがあるから低い声でも練習しよう」って言ってたので、すごく優しいなって思った。このその場の全員に気遣う感じ、沼だよね。TikTokにこの部分が上がっていたけど、本当に観客の声が出ていたの最高だった。この瞬間は、喜多朗という指揮者の下、楽器隊の作る抑揚・それに呼応する観客・それを全身で受け取る喜多朗の表情、ライブのあの空間でしか感じられない幸せだなって思う。そのボルテージが上がった瞬間に"This is our song, you know."(訳:これって俺たちの曲だよね)とステージに向かって言ってたの、感極まったね。you know.がやばい沼だよ。本当にライブの花瓶は「俺らの曲」という表現がぴったりだなって思う。

 

 ここで短めのMC(この場所じゃなかったかも)。ここのMCでは、「自由に盛り上がっていいんだよ、3曲目(私小説)ではあんなこと言ったけど笑」的なこと言ってた。Teleのライブは毎回若干盛り上がり方違うなって思ってたけど、客の雰囲気に任せる感じも好きだなって思った。あと(確か)このタイミングで頭くしゃくしゃってしてた。

 

 最後の曲はGhost。まさかフェスでやると思ってなかったから驚いた。この曲は本当に心に響くし、喜多朗の歌い方が本当に最高。この曲が真に化けるのは、「僕は花を咲かそう」まで歌いきったあと。楽器隊が本当に化ける。力毅くんの暴れた動き、夏彦さんの縦の動き、奥野さんの表情、一平さんの激しいビート、どこを取っても最高のサウンドをかき鳴らし、最高のステージの画を作っていたと思う。それに喜多朗の高音がかけ合わさって最高なんだよな。My life is ghost.の超高音は痺れるね。最後の静かになった後の音は、nai ma zeを思い出し、さらには今日のライブが最高だった余韻に浸れるものだった。

 

 総じて、セトリが久々に変わって新鮮なライブだった。ワンマンかな、と思えるようなセトリだったし。いけないライブのセトリが怖いなって思いつつ、次のライブを楽しみにしていようと思う。