行きつけの喫茶店での話。
顔馴染みのお客さんとはよく話をする。
その一人が、飼っていた猫の話をし始めた。
その人は何匹か猫を飼っていた。
そのうちの一匹の親猫が去年亡くなった。
亡くなったその日、旦那さんが夜外へ出てみると、
庭先の暗闇の中にぽわっとした白い光が見えた。
なんだろうと思い、
その光に目を向けるとゆっくり点滅し出した。
しばらくすると、その光は消えてしまった。
何かの見間違いだと旦那さんは思った。
そして旦那さんは、時とともに
そのことを忘れていった。
その3ヶ月後に今度は親猫の子どもが亡くなった。
その日の夜も、たまたま旦那さんは外へ出ていた。
すると、また庭先にぽわっとした白い光があり、
ゆっくりと点滅していた。
まるで「ありがとう」とでも言うかのように。
それで旦那さんは思い出した。
2匹とも亡くなったその日の夜に、
白い光が現れて点滅していたことを。
二人とも猫をとても可愛がっており、
旦那さんは特に猫を可愛がっていたそうだ。
猫たちは旦那さんに対して、
今までのお礼を言いたかったんじゃないか
と僕は思う。