ふと自分のからだのことについて考えてみた。
そもそも脳という器官の役割の大半は、
行動のコントロールと、行動の指針となる思考
を担っているだけだ。
副交感神経の大元は脳幹であるが、生命維持、
エネルギー生産、排出、回復、再生は、
各自の臓器や器官、細胞の判断に
委ねられている部分が大きい。
つまり、自分自身の根幹となる一番大事な部分は、
自分の意識の外にあるということだ。
人は自分で考え行動し、生きている
と思っているが、自分のからだでさえも、
自分の意識の外にある臓器や器官、細胞が
うまくやっていてくれるから
生きていられるのだ。
また人の細胞は、60兆あると言われている。
人の腸の中には、腸内細菌がいる。
その数は、人の細胞を上回る100兆〜1000兆
だと言われている。
皮膚にも常在菌はいるし、そういった細菌が
からだを上手く機能させてくれたり、
守ってくれたりしている。
自分のからだの中に、自分とは違う細菌が
いてくれるからこそ、人は生きていられるのだ。
自分の力だけで生きているだなんて、
思い上がりもいいところだと言うことになる。
もちろん私も死にたくなったことは何度もある。
でも辛いから、しんどいからと言って、
勝手に自分の人生を放り投げてしまって
いいのだろうか?
辛くなった時には、自分の心臓に手を当ててみる。
この心臓を動かしているのは、
自分の意志で動かしているのか?
自分のからだひとつとってみても、自分の意志だ
けで、意識だけで動かしているわけではないのだ。
そう思えば、自分の勝手で死ぬ
という選択はできなくなる。
自分を今まで生かしてくれていた
腸や胃、爪のためにも、自分の細胞より遥かに多い
腸内細菌のためにも、たとえ辛かろうが、
私たちは生きていかねばならない。