錦ちゃんです(‘-^*)/
子どもの頃、僕はからだの線が細く、色黒だったので、
もやしっ子ならぬごぼうっ子でした。
運動が苦手で、走るのも大の不得意。
そんな僕が、唯一走るのが好きだった瞬間があります。
それは唐津くんちの時、宮島醤油の角。
小さい頃から木綿町の曳山に乗り、小学生の頃から曳いていました。
宮島醤油の角を曲がった後、めっちゃ早いスピードで走るんです。
子どもでしかも運動オンチの僕は、
まさに死にもの狂いで走っていました。
「もしここで今転んだら、曳山にプチっと轢かれて死んじゃう!」
と本気でそう思っていました。
だから、
「転んでも握っている綱は絶対放すもんか!」
と思っていたし、大人からもそう言われていました。
そんな必死の時に、その瞬間だけ見れる特別なものがありました。
その特別なものとは、おでこ。
武田信玄の兜のおでこです。

走っているあまりの速度で、兜の白い毛が「ふわさっ」とめくり上がり、
白い毛で覆われた兜の顔のおでこが、ちらっと見えるんです。
ただそれだけのことなんですが、子どもの頃の僕は大興奮でした。
「ただただ必死だけれど、僕は今風のように走っている!
おでこが見えるくらい疾く走っている!」と。

