坊主憎けりゃ袈裟まで憎い | 『こころとからだと人と自然と。』

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人生5回も死ぬ目に遭えば、否が応でも強く、しなやかになる。
人生を楽しみながら歩く錦ちゃんのブログ。

僕には妹がいる。





その妹が一年程前に結婚し、今度子供も生まれてくる。





結婚する前はとても仲のいい兄妹だった。





一緒にどこかへ出かけることも多かったし、





いろいろ話したりもした。





それが結婚式を挙げる準備をする頃から俄かに変化し始めた。





妹自身も言っていたが、






「もう自分は守るものが他にちゃんとあるから、





そこまで面倒は見切れない。」と。





ということはそれまでの関わり合いは妹にとって面倒だったのか…






それからというもの関係は悪化する一方だった。





喧嘩をするにしてもすごい剣幕で妹は食ってかかってきた。





口角泡を飛ばすという言葉があるが、





実際にそのように口の脇に泡を溜めてまくし立てて話す人を初めて見た。





今でもうちへ家事の手伝いをしにきてくれるが、





挨拶もしなければ言葉も交わさない。





人の目すら見ない。





これでも一旦は仲直りをしたのだ。





それでもまたこのような関係になってしまう。





きっと妹は僕のことを良くは思っていないのだろう。





以前話をしていた時に妹が言ったことがある。





「私はお兄ちゃんのために8年も結婚出来なかった。」と。





僕はえ?と思った。





確かに8年前に病気をして妹は世話してくれた。





でもそれはもうだいぶ前の話だ。





お陰様で元気になりその後は青森で元気に働いていたのだ。





だから8年も結婚出来なかったというのを自分のせいにされるのは





ちょっとおかしいんじゃないかと思っていた。





またこうも言っていた。





「お兄ちゃんは自分のやりたいことばっかりしてる。」と。





もちろんそれは否定はしない。





でも妹でもやりたいようにやっているではないかと思った。





家事も自分のペースでしかしない。





昼飯時に平気で掃除機をかけたりする。





「昼ごはんを食べるんだから、もう少し掃除は後でいいんじゃない?」





と言うと、





「なんでそうやって自分の都合ばかり言うの?」





と切れられたことがある。





そんなに忙しいのかと思いきや、





その数時間後には何時間もテレビを見ている。





じゃあ何故数十分掃除をかけるのを我慢できないのか聞きたくなるが





きっと怒るのが目に見えているから話さない。





きっと妹は嫌々やっていることが多いのだろう。





だからやりたいようにやっていて





楽しそうに見える僕が疎ましく思えるのだろう。





自分もやりたいようにやっているのにも関わらず…





僕は毎朝お経をあげる。





妹が来ている時僕がお経をあげていると、





仏壇がある部屋のドアをピシャリと閉めてしまう。





僕が憎いとお経まで憎くなるのだろう。





そんなに厭だ思っていたら、





きっとうちへ来るのはきっとそうとうストレスに違いない。





もうかれこれ妹の笑顔は見ていない気がする。





でも自分にはどうしてあげることも出来ない。





かわいそうな妹だと思い、なんとかそういう過ちに





いつか気づいてくれますようにと祈りつつ今日もお経をあげた。

$未熟者でいいじゃないか