僕は以前医療・福祉関係の仕事に携わっていたことがある。
人は年齢を重ねていくと、今まで出来ていたものができなくなったりする。
若い頃のように足や手が思うように動かなくなったり、
思わぬところで転倒し、大怪我することもある。
そして障害が残ることもある。
また今まで覚えられていたことが覚えられなくなったりする。
それらのことで介護を受けたり、看護されることが必要になってくる。
そのことで自信を失われる方も少なくなかった。
年配になってかかる鬱症状は、そういった背景からかかることも多いという。
その当時誰かから聞いた、とても印象に残っている言葉がある。
『自立とは、支えられていることを自覚することである。』
確かこのような感じの言葉だったと思う。
自立という言葉を辞書で調べてみると、
他への従属から離れて独り立ちすること。
他からの支配や助力を受けずに、存在すること。
とある。
一般的な使い方としては、「あの人は社会的に自立していない。」とか、
「もっと精神的に自立した方がいいんじゃない?」と言った使い方をする。
僕もそういった使い方は間違いではないと思う。
そして一般論として、大人は自立している者を指すという
認識があるように思われる。