風を目指す冒険者 | 中華の足跡・改

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中国から帰り、北海道に暮らしつつ、台湾とつながる生活。

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先々週の土曜日になるのだが、友達がやってきた。

何人目だろう。

とはいえ、別に俺に会いに来るわけでもなく、北海道旅行のついでに俺のところへ、というパターン。

我が家は、だんだん無料宿泊所の様相を呈してきた。


さて今回の友達は、大学のサークル友達。

考えてみれば俺の友人連中はのきなみ妙なヤツが多いんだが、コイツも御多分に洩れず、変なヤツで。

まあ今回のテーマは人物評じゃないので、そこらへんは省略しておこう。


コイツは学生時代からのバイク乗りなんだが、いつの間にやら大型免許も取っていて、最近「YZF-R1」という、1000ccの大型バイクを購入した。

そこで、ライダーの聖地・北海道へのツーリングを敢行することにしたらしい。

東京から茨城の大洗港まで走り、そこから苫小牧までフェリーに乗り、苫小牧から札幌までまず走り、土曜日の夕方にウチに到着。

その巨大バイクを眺めてみた。

こんだけでかくて重いと、取り回しも一苦労だろうなぁというのが正直な感想だ。

そう思ってよく見ると、早くも転倒によるキズがちらほらと。

既に何度か立ちゴケしたらしい。

カッコ悪いことで。


日曜日はごく普通の札幌市内観光コースを回り(大通り・テレビ塔・時計台・道庁!)、ジンギスカンやらスープカレーやらラーメンやら、とりあえず名物を食する。

そして先週の月曜、俺は普通に仕事に出、ソイツは迫り来る台風の影におびえつつ、北に向けて旅立った。


予定では海岸沿いを北に走り稚内を回り、そのまま道東方面もまわってまた札幌に戻ってくるとのコトだった。

ただ、ソイツがウチにいる間に、ジーンズのポケットに携帯を入れたまま洗濯をして携帯がオシャカになるという漫画みたいなことを普通にやってくれて(ソイツは相当ヘコんでいたが)、旅の間は音信不通状態。

生きてるのかどうかすらわからないような状態が続いたのだが、先週の土曜日、どうやら無事にまた札幌に戻ってきた。

かなりくたびれ果てていたようだったが。

一週間の間に、稚内から知床、屈斜路湖方面からさらに釧路・帯広と周り、富良野・美瑛を経由して旭川に出て、札幌に戻ってきたそうだ。

かなりの走行距離である。


で、さらに日曜からは函館方面へ行き、函館から青森まで海峡を渡り、陸路で東京まで帰るとのコト。

ふむ。

よく考えると、北海道へのイン・アウトは、3年前の俺のツーリングコースの逆パターンか。


とりあえず東京には無事に帰りついたらしいが。

青森から東京まで一気に走りきったらしい。

その距離を一日ってことは、ほとんどの区間を高速に乗ったんだろうが。

言わせてもらえば、無茶にもホドがあるぞ。

バイクってのは、条件さえそろえばその爽快感は車の比じゃないが、緊張感や疲労感もまたケタ違いである。

でもって、ちょっと間違えば簡単にあの世行きという物騒な乗り物でもある。

一日に800km走るなんざ、正常な人間のやるこっちゃない。


・・・あ、もともとマトモなヤツじゃなかったんだっけか・・・。