続・大学探訪 | 中華の足跡・改

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以前、浙江大学の別キャンパス、紫金港キャンパスの話をしたと思う。
今日は、また別のところに行ってきた。その名も、「之江校区」。

距離にして約10kmくらいはあるだろうか?大学からひたすら南下すると、逆流で有名な銭塘江という大河にぶつかる。この河にそって少し西に行くと、之江キャンパスがある。そう、「之江」の江とは、銭塘江のことなのだ(之の意味は不明)。
しかし、この之江キャンパスには、今は浙江大学生はいないという。
おそらくは設備の老朽化、地理的条件等により、ここの学部は全て紫金港に移転したのだという。そして今現在は、ある美術学校がこのキャンパスを使用しているそうだ。

このキャンパスは、玉泉とも紫金港とも様子が異なる。中国でもあまりこういう環境のキャンパスはないそうだ。
土地から言えば、山のふもとに位置している。よってキャンパス内は実に起伏に富んでいて、自転車などは用を成さない。
そして、自然環境は抜群である。緑は実に多い。場所によっては、山道を普通に歩いているような錯覚さえ覚えるほどだ。樹齢1000年という巨大な樹木もあれば、桜、桃、茶の花、桂花(キンモクセイ)等々、種類も豊富である。

建物は、なかなか時代を感じさせる。一番多く見たのはレンガ造りの建物だが、どれも新しいとはいいがたい。だがここの環境とは妙に相性がいいようにも見える。

このキャンパスのすぐ近くには、有名な観光地もある。「六和塔」という。チケットの裏に簡単な紹介があるので、訳してみる。
「六和塔は全国重点文物保護建造物です。北宋開宝3年(西暦970年)に建造され、現存の塔は南宋時代に再建されたものです。塔の高さは59.89mです。外観は13層、内部は7層が開放され、6層が閉鎖されていて、「明七暗六」の構造となっています。塔に登って遠方を見渡すと、滔滔たる銭塘江が空と交わり一色に染まる様を望むことができ、非常に壮観です。」
・・・いやあ翻訳って難しい・・・。

この六和塔、さすが有名な観光地だけあって、観光客の数も非常に多い。国内のツアー客が最も多いようだった。塔に登るだけではなく、後方の山には全国各地の有名な塔のミニチュアがあちこちに設置されていて、ガリバー気分で楽しむことができる。山道に疲れたら、全て竹造りの東屋で一休み。とても気持ちがよい。

銭塘江の逆流(いわゆる海嘯)は、9月くらいらしい。これは是非見なくては。今から楽しみだ。人出もものすごいらしいのだが・・・。