中国式秘奥義之一『打太極拳』 | 中華の足跡・改

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まずは、言葉の説明からしておこうか。
『太極拳』は、知っているだろうと思う。イメージ的にはあの、のったりした動きの拳法だか体操だかわからないヤツだ。
で、中国語では太極拳をやるときの動詞を「打」という。
つまりは太極拳をやることを「打太極拳」というのだ。

ただ、実はこの言葉、もう一つの意味が隠されている。
いや、隠れちゃいないか。
習慣的な言い方、というか、つまりスラング表現。
意味はズバリ、「たらいまわしにする」!
何故か?
・・・忘れた。

さて、出来事の始まりは、一昨日。
食事中に、なんかカキッとしたものが歯にあたった。
吐き出してみると、銀色の小さなカタマリ。
なんだこれ・・・?
・・・。
・・・歯の詰め物だ・・・。

この微妙な時期に、なんてこった。
さあどうしよう。

実は普通ならどうもこうもない。
明日には帰国なわけだし、日本で治療すればいい。
ただ厄介なことに、今の俺は国民保険から抜けているので、保険証がない・・・つまりバカ高い治療費の可能性がある!

と、そんなところで、「中国の歯医者でなおせば?」という選択肢が浮上。
幸い、友達がやはり同じ症状で治したことがあるらしい。
そこで、今日の午後、いささか緊張しながら歯医者にアタックしてみた。

まず一階受付。
「すいません、これこれこういう理由なんですけど、治せます?」
「じゃあ3階に行って先生に聞いてみてください」
三階にて。
「こんな状態なんですけど・・・」
「ああそれは、2階に行ってきいてみて」
二階。
「ええと、(以下省略)」
「じゃあ3階できいてください」
「・・・今3階から来たんだけど・・・」
「なら1階で手続きしてきてね」
「ていうか、治せるんですか、ここ?」
「とにかく手続きして、それからにしてください」
「こんなに人が待ってるのに?それでダメとか言われたら無駄じゃん!」
「5時までやってますから大丈夫」
「・・・そういう問題かよ・・・」

ここらでどうやら我慢の限界。
その後の予定もあったことだし、とりあえずその病院を飛び出した。

買物をしつつアタマを冷やし、4時45分くらいに再度挑戦。
一階受付にて。
「すいませんこういう理由で・・・」
「ああもう今日は終わり。明日来て」
「は?いや、5時までって・・・」
「受付は4時までなの。係の人帰っちゃったからもうだめ」

ケンカを売られたのか、俺は?

ともかくもそんなわけで、結局は日本での治療を余儀なくされてしまったのだった・・・ちくしょうめ・・・。