【第五回総合武道交流演武大会】

ごきげんよう。

無類の演武会好き、館長の老孔龍です。

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2024年6月30日に千葉県柏市の柏市中央体育館で催された演武会に行ってきました。

奈良県の春日伝統太極拳の代表であられる中馬青吾(ちゅうましょうご)先生にお声掛け頂き参りました。

中馬先生ともリアルで会えて光栄でした。

当日のわたしの出で立ちです笑

午前中は何と九十九式太極拳の著名な先生方が演武されるという貴重な機会です。

この太極拳は、楊式小架九十九式、双辺太極拳、九十九式太極拳などとよばれるものですね。

会派などによって微妙に違う套路(とうろ=型)を見るのを楽しみにして行きました。

感想としては、我会とかなり似ている套路もあれば、結構違っている套路もあって面白かったです。

例えば形意拳(けいいけん)に五行拳というものがありますけど、名前は同じでも会派や門派によってかなり形(かたち)が違っていたりするのと同じように、楊式小架九十九式も多様化していくのかもしれませんね。

そのうちに [スタンダード] 的な套路が認知されたりするのかな？などと思いながら見ていました。

もっとも、今回はじめて知ったのですが、陳泮嶺(ちんばんれい=九十九式の創始者)老師が練っていた老架式(ろうかしき)というのがあるそうなので、今伝わっている九十九式自体も変化しているものなのですね。

お声掛け頂いた中馬先生の演武ですが、誠に素晴らしい太極拳でした。

文字数の関係で一つに絞ると、沈み込みの妙です。

套路(とうろ)の随所に見られた沈み込みですが、これは、しようと思っても [動きが途切れる][沈み込みが急で雑][角(かど)ができがち] となってしまいます。

中馬先生の氣が途切れること無く静かな中に存在している迫力は本当に素晴らしかったですね。

長年練ってこられた成果が実となってそこにありました。

まさに、動中求静、威風整然でした。

午後の部も日・中の武道、メソッド、舞踊、競技など盛りだくさんでめっちゃ楽しめました。

閉会式後に行われた、競技推手と棒相撲の体験会もかなり面白かったですね！

普段している推手とはかなり違うものの、掤(ほう=崩す浮かせるなどの勁) 扌履(り=流す勁)は有効に働いていたりと実に楽しかったです。

もっとも、相手をしてくれた方はかなり加減してくれていましたが(^^;)

棒相撲も合氣杖の用法がそこそこ遣えたりして面白いですね。

こちらも加減しくれていたので出来た感が満載でしたけど笑

合氣道家の方はもしかしたら分かってくれるかもしれませんが、受け身をとるのって氣持ちよくないですか？笑

競技中にかなり崩されて自分が死に体になると、無自覚に受け身をとって倒れることがあるのですけど、これ、競技をしている人達の目には『かなり危険な状態にさせてしまった』と映るようだと今回気づきました…

わたし的には『今回は負けやから氣持ちよく受け身を味わって…』と自覚してないまでも頭のどこかにあるのですけど、競技ではそれはご法度なんですね。

そういう気づきも含めて、楽しい一日でした。

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第五回 総合武道交流演武大会

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