コートールド・ギャラリーでドガの絵を見てきた。
コートールド・ギャラリーは、ロンドンのコヴェントガーデンよりやや東にある、
サマセットハウスの中にある美術館で、後期印象派とイタリア絵画、カンディンスキーあたりの近代絵画までが見れる。
ナショナルギャラリーやテートギャラリーのように広くはないが、大きい美術館は、有名な絵画の前ではレクチャーをしていたり、なかなか団体様がどいてくれなかったりで満足に鑑賞できない事もある。
その点ここは割に静かだし、ゆっくり鑑賞できる。

地下鉄のテンプル駅で降りると、ヴィクトリア・エンバンクメントという川に沿った道路に出る。
ここは河畔で、テムズ川に沿ってウォータールー橋の方に移動すると、高架の下に出る。
川と反対のストランド通りの方に向かう坂道を登って右折すると、右手に道のど真ん中の島中にセントメアリー教会が建っているので、そっちに向かってすぐ、入り口がある。
これがチケット。5ポンド。
チケット

<お得情報>月曜日の10時~14時(祭日除く)は無料になる。毎週月曜と金曜1時15分~ランチタイムトークのイベントがある
ちなみにここのショップにはけっこう面白いものが置いてある。コースター、スケッチブック、チョコレート、紙バッグ、アクセサリー、仮面舞踏会用マスカレードなど。(しかしお土産を安くあげたいなら、ここよりちょっと歩けばコヴェントガーデンに出るので、そこで買った方が安いかもしれない…)

公式サイトはこちら。
http://www.courtauld.ac.uk/gallery/index.shtml


さて、ここにドガの絵もいくつかあるのだが、ここにはドガの制作した踊り子や少女のブロンズ像がある。三階の部屋にある。(日本式のフロアの数え方で三階。パンフにある二階。イギリスでは一階はグランドフロアという)
大きいものではなく、手に取れるデッサン用人体模型程度のサイズで、私なんかはこれを見て
「美少女フィギュアだ!」
と思ってしまった。

ドガさんは、踊り子萌えの人だ。
しかも、萌えのポイントは、ステージで頑張って踊ってる所ではなく、幕間の時間の個性。
いわゆるオフショットに相当する。

「いやーん、何か踏んじゃった」
「ねーねー、あそこのパートもう覚えた?」
「ちょっとー、あたしの衣装につける飾り誰か知らない?」

そんな声が聴こえそうなものばかり。
それはまさに、AKBやモーニング娘の普段の表情に、もっと以前ならおニャン子の少女達に萌えをかますオタクの姿じゃないか。
しかもドガ、どうも人付き合いは苦手だったらしい。いわゆるキレやすく熱中するタイプだったらしい。
今の時代に日本にいたら、まず間違いなく秋葉原にいてギャルゲーを買っている。
B級アイドルのイベントに並び、握手を求める。「頑張って下さい! 応援してます!!」
ドガさん、カフェ好きだ。いいメイドカフェを教えてやりたい…。
写真が今ほど発達していなかった時代のカメラ小僧なのではないだろうか。

何気なく風呂の後で身体を拭いているシーン、激写!(盗撮か覗きだよ…)
退屈で思わずあくびしちゃった踊り子ちゃん、激写!

ドガにとっては、普通の人々なんだけれども、二度と来ない眩しさを持った
少女達の何気ない一瞬一瞬が、お宝映像だったに違いない。
「萌え」は現代の美の形の一つ。