検査の1時間前には受付を
ということで
10時前には病院に着いた


初めての造形剤MRI

っていうかMRI自体が初めて



受付で紹介状を渡す


あぁこの人何の病気だろ
って思われてるのかな


とか考えて
何となく気分が落ち込んだ



人間ドックの時みたいな服に着替えて
造形剤の説明を聞く

点滴用の針を挿したまま
30分待った



付き添いがいるわけでもなく
ひとりぼっち


こういう時に

娘にも親にも言わずに一人で来てしまうのは
もともとの性格


何となく弱いところを見せたくない


点滴をガラガラ引きながら
放射線科に移動


つい、にこにこしながら
点滴の線が絡まりそうですとか
マスクはしなくていいですか
とかお喋りしてしまう


強がってしまうのも
もともとの性格



機械の前に寝かされて
ベルトをして
お腹に何か置かれた


「大きな音がしますから」
としきりに言われて、ヘッドフォンを着ける


機械が動き出した

これから約40分


目を開けると閉所が怖くなりそうで
パニックにならないように 
目をつぶったまま
耐えた


寝ようと思ったけど
ガシャンガシャンと
機械自体を殴るような大きな音で
とても眠れなかった


何を考えたらいいのか分からなかったから


ずっと
好きな人のことを考えてた


出会った時から今までを
順に思い出していった


そういえば
ずいぶん気のないことも言われたし
ひどいことも言われた



自分のことは忘れてください
とか
いい加減目を覚ましたほうがいいですよ
とか


本人がそう言うんだから
きっとそうなんだろう



それでも会った時のことや

毎日続くLINEのことを

考えてた



MRIが終わって
部屋を出る時
パソコンの画面にMRI画像が見えた



leghの特徴である
コスモスサインは見えるのかな

思わず技師の方に

ちょっと見たいんですけど

と言ってしまった 



ネットで調べまくったleghの画像だったけど

あんな一瞬じゃ見えるわけない
そもそも見方もよく分からないし

 
専門の先生が見てくれるので
安心してください


って言われたけど


安心なんて出来るわけない